ミハエル・シューマッハは、3日間にわたるGP2テストを完了。最終日となった14日は、ヘレスサーキットのトラックレコードのコンマ4秒以内までタイムを縮めた。午前中は再びウェットタイヤでの走行を余儀なくされたが、残りのセッションはスリックタイヤを装着。シューマッハは3日間で1,151kmをカバーした。シューマッハのベストタイムは、2008年10月に小林可夢偉がマークしたトラックレコードよりコンマ4秒遅い1分24秒621だった。
「テスト最終日に本当にたくさんドライブすることができたし、完璧だったよ」とシューマッハは語る。「ここでのテストにはとても満足している。僕たちはうまく働いていたし、タイムと一貫性も良かった。予定していた全てのことを行うことができた。調子はいいし、マシンに戻ってすぐに快適に感じた。頑張ろう!」GP2シリーズの主催者であるブルーノ・ミッシェルは以下のように付け加えた。「GP2シリーズや競技に関与しているみんなにとって素晴らしい機会だった」「ミハエル・シューマッハの分析とフィードバックは素晴らしかったし、今週彼と作業をしたGP2の技術スタッフは、今回の開発テストから学んだことが、2011年にさらに良いクルマを提供してくれると確信している」「ミハエルがハイパフォーマンスマシンでの感覚を取り戻すために我々のマシンを選んでくれて、最近のF1マシンに最も近いと述べてくれたのは非常に嬉しいことだ。彼はGP2とF1カーを比較し、とりわけハンドリングについていくつかコメントしてくれた」「現在、我々は来月にアブダビで開催されるGP2アジアシリーズの第2ラウンドを楽しみにしている。そして、F1に復帰するミハエルの幸運を祈っている」