ミハエル・シューマッハのGP2テストの初日は、悪天候によって早めに切り上げられた。2010年にメルセデスGPからF1復帰するミハエル・シューマッハは、3日間を予定するヘレスでのGP2テストの初日に52周を走行した。悪天候にも関わらず、シューマッハは、少なくともF1のスピードを取り戻す経験ができ、GP2マシンに対してフィードバックを提供するというテストで目的を果たせて満足だと語る。
「今日は良い一日だった。特に最近のF1マシンに近いクルマを再び運転できたからね。望んでいた天候ではなかったけど、僕のあらゆる感覚を完全に警戒態勢しておけたので、それだけでも価値があったよ」とシューマッハは語る。「トラックに出た直後からリラックスできていた。当然のことながら、ドライブするチャンスを与えてくれた僕たちのチームとGP2シリーズに心から感謝したい」GP2シリーズのテクニカルディレクターを務め、2011年の開発プログラムの一環としてテストを監督するディディエ・ペリンは以下のように付け加えた。「今日は、天候が決して最適ではなく残念だった。しかし、ミハエルは初めての我々のクルマに良い感覚を得ていたし、すでに最近のクルマのパフォーマンスと挙動を分析できている。明日は、プログラムに沿って実行し、2011年のセットアップをまとめる作業を開始できるように、もっと良い天候と乾いたトラックになることを期待している」関連:ミハエル・シューマッハ、GPマシンをテスト(画像) - 2010年1月12日