ミハエル・シューマッハは、自身のオフィシャルサイトでF1復帰に至った経緯、長年所属したフェラーリへの想い、そして来シーズンへの意気込みを語った。ミハエル・シューマッハF1に復帰することに決めた。メルセデスGPと僕は来るべき3シーズン、チームを組むことで合意した。正直、すでにF1のコックピットに戻ることに非常に興奮している。
ドイツのF1チームが僕を惹きつけたという考えを否定するつもりはまったくない。すべてのドライバーがそのように感じると思う。もちろん、メルセデスGPで再びロスと働けるということは大きな役割を果たしている。でも、何よりもレースに対する僕の古い切望が甦ってきたんだ。アブダビでロスがF1に復帰することをイメージできるか聞いてきたとき、僕は準備ができていないと感じた。でも、わずか2週間後に彼が再び電話してきたとき、古い情熱が甦っていることに気づいたんだ。突然、再び火が付いた。F1マシンに戻ってワールドチャンピオンシップを争うことを想像することは、刺激的だし、奮い立たされることだ。まず第一にフェラーリのことを考えている。チームからの離脱がこれほどうまく進み、僕たちが互いに友好的な関係なままでいられることを非常に嬉しく思っている。ルカ・ディ・モンテゼーモロ、一緒に多くの時間を過ごしたフェラーリチームの全員、そして、友好的にフェラーリを離れるチャンスを与えてくれたことに感謝したい。たとえ契約にサインしていなくても、僕たちが握手することでお互いに協力することを約束したことは、本物の友情の証だと思う。僕の心の中で、フェラーリはずっと大きな部分を占めていくだろうし、“ティフォシ”の共鳴と情熱を決して忘れることはないだろう。彼らは世界中で献身的に僕をサポートしてくれた。本当にありがとう!特にそれを考えていたので、軽々しくこの決定はしたわけではない。フェラーリと僕は14年間一緒に働いてきたし、その間にチームとたくさんの素晴らしい瞬間を経験した。たとえ、僕たちのチームがレーストラックでライバルになったとしても、その結束はそのままだろう。フェラーリが、クルーの本物の強さと献身によってこれまでの強さを取り戻すと確信している。メルセデスGPは、僕にとって非常に魅力的な新しいチャレンジになる。チームが強いことにはまったく疑いがない。彼らは2つのワールドチャンピオンシップに勝つことによって、高いプロフェッショナリズムと深い情熱が魅力的に絡み合っていることを証明した。レーストラックでの勝負は感動的なものになるだろう。特に個人的には長年F1で過ごしたあと、原点に返るような感覚だからね。僕はメルセデスと初めてドライバー契約を結んだ。そのあとグループCとル・マンから退いてF1に参入するときもメルセデスは僕をサポートしてくれた。最近まで、僕は完全にフェラーリでレースドライバーとしてのキャリアを終えると思っていた。でも、物事は突然予想外に変わることがある。突然、状況がこれまでと同じではなくなることがあるんだ。その時点で、決定を再考しなければならない。実を言うと、夏に復帰への試みが失敗したことが、状況を再考する理由を僕に与えたんだ。自分でも、これほど速く、そして強くその話題に再び傾倒したことに驚いているんだ。明らかにここ3年間で僕のバッテリーは完全に充電された。そして、メルセデスGPのためにドライブするチャンスをくれたロスのおかげで、僕の古い情熱が新しいエネルギーと大きな力に満ち溢れて甦ったことに気付いたんだ。肉体的には完全に健康だと感じている。すでに夏に具体的なトレーニングをしたことでどれくらい速く以前のパフォーマンス価値を成し遂げられるか気づいていた。そしてそれ以来ずっとトレーニングを続けていた。首にはまったく不自由はない。今ではまだレースをしていたときと同じように首のトレーニングをすることができる。夏の段階では、事故を起こしてから5カ月過ぎただけだったし、首が完治していなかったので、それは不可能なことだった。そうしているうちにもう問題ではなくなった。この3年間で多くのことをして、いまどきの人生を完全に楽しんだ。うんざりした気持ちなどはなくなり、煩わく感じることなく僕はカートやバイクをしていた。今は再び本気で競争する準備ができている。僕の心境の変化がずいぶん突然起こったことはわかっているし、コリーナが僕の情熱を理解してくれて、僕と僕の決定を完全に応援してくれていることを素晴らしいことだと思っている。彼女に僕の計画を話したとき、彼女は僕がそれを真剣に考えているとすぐに感じていたし、すぐに賛成してくれた。簡単にいえば、来年に向けてすっかり火が付いてしまっているんだ!関連:メルセデスGP、ミハエル・シューマッハの起用を正式発表 - 2009年12月23日
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