中東情勢の影響で中止となった2026年のバーレーンGPおよびサウジアラビアGPについて、F1が代替日程の検討を進めていることが明らかになった。特にサウジアラビアGPは、条件付きで10月開催の可能性が浮上している。現時点で開催の可否は未定だが、停戦が実現すればカレンダーへの復帰も視野に入る。シーズン終盤の過密日程や他グランプリへの影響も含め、複数のシナリオが検討されている。
10月開催の現実味と条件4月に予定されていたバーレーンGPとサウジアラビアGPは、中東での紛争激化を受けて中止となった。ただし、F1の公式声明では「4月開催は行われない」とされただけで、年内開催の可能性は残されていた。複数の関係者によれば、もし夏までに停戦が成立した場合、サウジアラビアGPを10月に開催する案が検討されている。日程的には、シンガポールGP(10月11日)とアメリカGP(10月25日)の間に2週間の空白があり、この枠が候補とされている。代替開催地は不発 5週間の空白へ当初、F1は代替開催地としてヨーロッパの複数サーキットを検討した。イモラやポール・リカールなどが候補に挙がったが、最終的に合意には至らず、代替レースは実現しなかった。その結果、日本GPからマイアミGPまでの間に約5週間の空白が生まれることになった。この異例の間隔は、シーズン全体の流れにも影響を及ぼしている。終盤は“4連戦”の可能性もF1はシーズン終盤に向けて複数のシナリオを検討しており、その中には4連戦の実施案も含まれている。もともとラスベガス、カタール、アブダビの3連戦で締めくくられる予定だが、ここに中東ラウンドを追加することで4連戦となる可能性がある。一方で、バーレーンGPやサウジアラビアGPが再開催されない場合、2026年のカレンダーは当初予定より減少し、全22戦のままとなる見通しだ。揺れる中東ラウンドの行方現時点では、アゼルバイジャンGPにも影響が及ぶ可能性が指摘されており、カタールGPやアブダビGPの開催にも不透明感が残る。F1としては、サキールやジェッダでの開催実現を目指しつつも、情勢次第ではさらなる調整を余儀なくされる状況にある。中東情勢の収束がカレンダー再編の鍵を握っており、今後の政治的動向がF1シーズン全体に大きな影響を与えることになりそうだ。Source: The Telegraph