F1サウジアラビアGPの主催者は、少なくとも2027年までジャッダ・コーニッシュ・サーキットが同イベントの開催地となることが決定したことを発表した。サウジアラビアはF1と10年契約を締結し、ジェッダ・コーニュッシュ・サーキットで2021年に初開催された。しかし、3~4年後には首都リヤド近郊のキディアの複合施設に建設されている新たなF1サーキットに移ると予想されていた。
キディアは、サウジラビアの娯楽・スポーツ・芸術の首都を目指し、その中心に専用トラックと自動車センターがある大規模プロジェクトとなっている。だが、キディアの完成は数年先送りとなり、F1は少なくとも2007年までジェッダでの滞在を延長することになった。サウジ・モータースポーツ・カンパニーのマーティン・ウィタカーCEOは「ジェッダのサーキットは、将来にわたって整備していくことが重要だ」と語った。「このため、FIAやF1と協力して、キディアのサーキット建設に着手している間、ジェッダでF1を開催できるようなサーキットを確保するための作業を続けてきた」「キディヤ・オートモーティブ・センターは、F1サーキットの設計とエンターテインメントで世界をリードするために設計されている」「ユニークでエキサイティングなプロジェクトであるキディアは、誰もが訪れたいと思う場所になるだろう。だが、現在、そして近い将来、世界の焦点と視線はジェッダに注がれることになるだろう」昨年、F1は6.175kmのジェッダ・コーニュッシュ・サーキット内のいくつかのエリアで視線を改善するために若干の変更を加えたコースに復帰した。来年3月に開催されるこの高速ストリートサーキットでのレースでは、ターン 22-23 複合施設を含め、ドライバーの視線と安全性がさらに改善され、シーケンス全体で速度が約 50 km/h 低下する。今年はF1開幕戦バーレーンの2週間後に開催されるが、2024年にはジェッダがグランプリレースの開幕戦となる可能性もある。「今年はレースの3日後にラマダンが始まるが、来年は2024年の3月10日から4月9日という早い日程に移行する」とマーティン・ウィテカーは語った。「もちろん、ラマダンの神聖さを考えると、その時期にグランプリを開催することは不可能だが、最終的に来年のレースのタイミングに関する決定は、F1とFIAの手に委ねられている」「2024年の開催日に関しては、プロモーターと運営組織からの説明を待っているところだ。例年通り、発表されるのはかなり後になってからになるだろう」キディア