アルファロメオ・ザウバーは、2日(土)にイタリア・ミラノ近郊のアルフェロメオ歴史博物館で記者会見を実施。その場で2018年のドライバーラインナップが発表されると予想されている。アルファロメオは、2018年からザウバーと技術的および商業的なパートナーシップを締結。タイトルスポンサーとして2018年からアルファロメオ ザウバーF1チーム(Alfa Romeo Sauber F1 Team)としてF1に参戦する。
アルファロメオとの契約により、ザウバーの2018年F1マシンはアルファロメオのコーポレートカラーである赤と白を採用して完全にリブランディングされると予想されている。アルファロメオ・ザウバーは2日に記者会見を開催。会見では、フェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長がアルファロメオのF1復活について語るとともに、ザウバーのパルカル・ピッチ会長が出席し、2018年のF1ドライバーラインナップが発表されるとみられている。ザウバーのチーム代表を務めるフレデリック・ヴァッサーはF1公式サイトのインタビューで「まもなく決定することになるだろう」と述べ、「フェラーリとじっくり議論していく」と語っている。2018年のアルファロメオ・ザウバーのドライバーにはフェラーリの育成ドライバーで今年F2チャンピオンを獲得したシャルル・ルクレールが起用されることが確実視されているが、もうひとつのシートについては不確実となっている。ザウバーのオーナーであるロングボウ・ファイナンスと強い結びつきのあるマーカス・エリクソンがシートを確保するとの見方がある一方で、フェラーリはアントニオ・ジョビナッツィを乗せたがっているとされている。だが、アントニオ・ジョヴィナッツィがF1シートを獲得できなかった場合にも、リザーブドライバーとしてチームに所属すると予想されている。また、興味深いことにアルファロメオ・ザウバーの記者会見には、F1会長のチェイス・キャリー、FIA会長のジャン・トッドが出席。セルジオ・マルキオンネは、リバティメディアとFIAが公表した2021年のF1エンジン案に不満を露わにしており、2020年末でのF1撤退の可能性を警告している。