ザウバーの関係者は、ロシアとの救済計画が遅れていること自体は認めるが、チームは報道を「否定する価値もない」ことだと退けている。今週、 Die Welt は、契約についてロシアのウラジーミル・プーチン大統領の最終承認が遅れていると報道。また、フェラーリからエンジン使用料である900万ユーロ(約11億6,000万円)を支払えなければ供給を中止することを迫られているとも報じられている。
ロシアとの契約の一部として、ロシア人ドライバーのセルゲイ・シロトキンのF1デビューがあるが、彼のマネジャーを務めるニコライ・ベトロフは、契約の遅れを認めている。「そうですね、計画している意欲的なプログラムの全てを実行する時間は我々にはありませんでした」とニコライ・ベトロフは f1news.ru にコメント。「しかし、それ以外は全て計画通りに進んでいます」「たった今、カルテンボーンと話したばかりです。彼女の言葉をそのまま言うと、ディ・ヴェルトの記事はコメントにも値しないとのことです」「計画の実現性に疑うところはありません」セルゲイ・シロトキンの父親オレグは、契約の一社であるNational Institute of Aviation Technologiesの社長を務めており、ザウバーとの契約に深く関わっているが、彼もザウバーとの契約の遅れを認めている。「確かに、我々はまだ目指している合意を実施している段階にいる。関連する全ての文書を準備しているところであり、それには非常に長い時間がかかる」「我々にはプランがある。それに取り組んでおり、若干遅れているエリアもあれば、進んでいるエリアもある」「私に言えるのは、これは政治的というよりも技術的な手続きだということだ」「全体的に大きな問題は見当たらない。だが、タイミングにはわずかな変動があるだろう」「もちろん、私は明日にでも全てを完了させたい。だが、お互いに忍耐が必要だ。そうすればすべてうまくいく。それが私の見解だ」ザウバーの広報担当ハンスペーター・ブラックは、ディ・ヴェルトの報道について「否定する価値さえない記事もあります」と返答した。
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