ザウバーのチーフデザイナーを務めるマット・モリスは、ニコ・ヒュルケンベルグの先週のヘレスでのザウバーでの初テストを振り返り、“大きな強み”だと述べた。今年フォース・インディアから移籍したニコ・ヒュルケンベルグは、ザウバー C32の高速でのハンドリングに満足しており、シーズンにむけてポジティブな感覚を得たと述べていた。
ザウバーにとっても、ニコ・ヒュルケンベルグのペースと全体的なアプローチは感銘を与えるものだった。「私はウィリアムズで短期間だがニコと働いていた。彼は速いだけでなく、クレバーなドライバーだ」とマット・モリスはコメント。「それは、彼の全体的なアプローチとエンジニアリングの理解力の両面でだ」「彼はチームにとって大きな強みだ」マット・モリスは、ニコ・ヒュルケンベルグのドライビングポジションの仕上げに若干の困難があったと認めた。ニコ・ヒュルケンベルグは、昨年のドライバーであるセルジオ・ペレス、小林可夢偉よりも約10cm背が高いが、チームとニコ・ヒュルケンベルグとの契約が決まったのはシーズン後半だったため、モノコック設計を考慮に入れるには間に合わなかった。だが、マット・モリシは、今ではニコ・ヒュルケンベルグはシートに満足していると述べた。「シャシーは夏休み頃に設計され、実行されていたし、その時点ではニコが加入することはわかっていなかった」「彼はフィットしているが、足元を完全に最適化するために特別なブーツを作らなければならなかった」「でも、今では彼はかなり満足してくれている」またマット・モリスは、今年リザーブドライバーからレースドライバーに昇格したエステバン・グティエレスの実力にも満足していると付け加えた。「エステバンが速いのは明らかだ」とマット・モリスはコメント。「彼は多くのことを学ぶ必要があるが、学ぶことには、たくさんの質問をすること、関与することに非常にオープンだ」「クルマを走らせるたびにどんどん引き出している」
全文を読む