ザウバーのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは、コンストラクターズ6位を維持するためにはライバルのフォース・インディアの追い上げに反応しなければならないと考えている。フォース・インディアは、ここ最近の非常に力強いレースをみせており、ザウバーとのポイント差を9ポイントまで縮めている。
メルセデス・エンジンを搭載するフォース・インディアは、サーキット特性から考えて次のベルギーGPとイタリアGPでも強いとみられている。ジェームス・キーは、フォース・インディアを寄せ付けないためにもパフォーマンスを改善する必要があると述べた。「フォース・インディアは間違いなくステップを遂げたし、彼らはかなり強そうだ。今後のスパとモンツァは潜在的に彼らが強いイベントだと思うので、彼らが成し遂げたことに対抗する必要がある」「パッケージは得られてきている。様子を見てみなければならない。外側からみると、我々の一貫性は素晴らしものではないと思うし、これから我々が苦戦することになりそうなトラックやコンディションに向かう。その他の環境ではルノーやフォース・インディアと戦うための一貫性を保てるはずだ」またジェームス・キーは、ザウバーがピレリがスパとモンツァに持ち込むミディアムタイヤに対処できてないことを認めた。「ニュルブルクリンクでも予測していたが、タイヤに横方向の負荷がかかるハンガリーやシルバーストンのようなトラックの方が、カナダのようなストップ・スタートのトラックよりも我々に適していると思う。タイヤを働かせるトラックに我々は適している」「タイヤコンパウンドでは、我あれはミディアムタイヤをまったく生かせていない。だが、ソフトとスーパーソフトではまったく問題ないし、ハードも驚くくらい問題ない」「だが、ミディアムに直面しなければならないときは非常に難しい。非常にピーキーだし、簡単にワーキングのトップもしくは底を超過してしまう。しかし、それは非常にコンディションに依存するようだ」