ザウバーは、2011年に多数の新スポンサーの獲得に成功した。ザウバーは31日(月)、2011年F1マシン「C30」を発表。昨年の真っ白なマシンとは異なり、C30には多くのスポンサーロゴが掲載された。まずはメキシコの大富豪カルロス・スリムが所有するアメリカ・モビル参加のテルメックス、クラロ、テルセルといったメキシコの携帯電話会社のロゴがウイング、エンジンカバーに大きく掲載された。
また保険グループであるインタープロテクション、テキーラブランドのホセ・クエルボとメキシコ企業のスポンサーが増加。これはメキシコ人ドライバーのセルジオ・ペレス、エステバン・グティエレスの加入が大きな影響を与えているのがわかる。また長年パートナーを務める時計会社サーチナ、昨年から加わった自動車グループのエミール・フライといったスイス企業、エナジー飲料のマッド・クロックといったスポンサーロゴがプレミアムパートナーとしてC30に掲載されている。日本企業の名前が見当たらないのは残念なことだが、マシン開発に必要な資金を手にしたことで今年のザウバー、そして小林可夢偉のパフォーマンスに期待が持てる。関連:・ザウバー C30 (主要諸元)・ザウバー C30:詳細画像