ザウバーの2015年F1マシン「C34」は、これまでのホワイト&グレーのカラーリングを一新して、ブルーとイエローをまとうことになりそうだ。Universo は、ザウバーの新カラーリングは、新ドライバーのフェリペ・ナスルがチームに持ち込んだ『ブラジル銀行(Banco do Brasil)』のコ−ポレートカラーであるブルーとイエローに由来するという。
ブラジル出身で元ウィリアムズリザーブドライバーのフェリペ・ナスル(22歳)は、昨年のGP2をランキング3位で終えている。そして、当時ドライブしていたマシンは、ブルーとイエローに彩られていた。さらに Universo は、ザウバーが冬の間に危機に見まわれ、資金を使い果たしたために一時的に新車C34の開発がストップしていたと伝えた。報道によると、ザウバーが2015年のF1エンジンを土曜日にフェラーリから受け取ったばかりだとしており、開発の遅れからプレシーズンテスト初回のヘレスは欠席することになるかもしれないと述べている。 ザウバーはC34の公開日も明らかにしていないが、チームは「ヘレスで行われる最初のテストに向けてマシンを準備している」と述べている。資金問題については、ザウバーは「公に財政の問題を議論しない」としている。2015年にフェリペ・ナスルと組むのは、同じく強力なスポンサーを備えたマーカス・エリクソンだ。マークス・エリクソンは、2014年に財政難に陥ったケータハムからザウバーへの移籍を遂げている。 スウェーデン出身のマーカス・エリクソンは「チームが期待はずれな2014年を過ごしたのは間違いないけど、全員が反撃して自分たちにできることを証明したがっている」と Speed Week にコメントした。