佐藤琢磨は、インディカー・シリーズ 第15戦 マディソンの決勝レースをリタイアで終えた。6番グリッドから挑んだ佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポーツ)は、スタートでポジションを維持していたが、前方でポールポジションからスタートしたウィル・パワー(ペンスキー)がスピン。パワーのアクシデントを見てマシンのバランスを崩したエド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)が、後方から佐藤琢磨のマシンにヒットする形となり、2台そろってクラッシュ。
ウォールに接触した佐藤琢磨のマシンはギアボックスに大きなダメージを受け、早々とレースを終えることとなった。次戦ワトキンスグレンは9月3日に開催される。佐藤琢磨「(リスタートで)ウィル・パワーが体勢を崩し、スピンしたので、僕はスロットルを戻してこれを避けました。この時点では問題なく通過できそうでしたが、どうやらエド・カーペンターはトラブルを抱えていたようです。僕にはどこにも行くところがありませんでした。僕はガレージにマシーンを持ち込み、どの程度のダメージがあるか確認したところ、修復できるかもしれないものの、かなり深刻な状態であることがわかりました。今日はポイントを獲得できると期待していましたが、思ったよりも早く1日が終わってしまいました」