佐藤琢磨が、今週末のインディカー 第2戦 ロングビーチにむけて、ホンダとアンドレッティによってなされた改善などについてMotorsports Tribune のコラムで語った。「ロングビーチに戻ることに本当に興奮しています」と佐藤琢磨はコメント。「正直、去年から今年にかけて空力パッケージに変更はないので、ロードとストリートコースで苦戦を強いられることはわかっていました」
「スーパースピードウェイでは理想的なパッケージを得られると思っています。去年と比較して今年がタイトなバトルになると予想していた人は多くなかったと思います。それはホンダが冬の間に行ったハードワークを示しています」「去年の序盤は改良された新しい空力パッケージが持ち込まれましたが、開幕戦の直前に到着したので、シーズン序盤は誰も最適化することはできませんでした。エンジンに関しては、2015年仕様を2016年に持ち越さなければなりませんでした。パワーなどが劣っていたわけではありませんでしたが、新シーズンにむけてアップデートはありませんでした。それを考えると、今年、ホンダはエンジン開発に多くのコミットメントをしたと思います。2017年仕様を得ることができましたし、このパッケージで多くの経験を積んでいるので理解度は去年と比較してかなり異なっています。全てのハードワークが初レースで成果を挙げ、競争力を確認することができました。それについては満足しています」「ロングビーチは、最高のストリートコースのひとつですし、大きな歴史、非常に熱狂的なファン、素晴らしい雰囲気があります。美しい会場です。面白いことに、クルマのセットアップはセント・ピーターズバーグとそれほど違わないので、同じような競争力があると思っています。アンドレッティはロングビーチで良い記録がありますし、もちろん、僕も2013年に優勝した素晴らしい思い出があります。まだ多くの準備と作業をしていますが、あの場所に戻ることにとても興奮しています」「バーバー、セブリング、ソノマのテストの間にシミュレーター作業やミーディングなどで忙しくしていました。チームは多くの会議だけでなく、ショップでも全力で作業しています。今週末は僕たちにとって興味深く、エキサイティングな週末になるでしょう。ロングビーチの後、僕たちの旅はまだ続きます。テストのためにテキサス(モータースピードウェイ)に向かいます。そのあと、数日、日本に帰るチャンスがあるので、楽しみにしていますが、その前にロングビーチに戻るのがとにかく待ち切れません」