佐藤琢磨が、AJ.フォイトでの2シーズン目となる2014年のインディカーへの意気込みを語った。2013年シーズンを改めて振り返ってやっぱり初優勝が一番大きかったです。特にその前半戦にその最初に勢いに乗せられたっていうのは、シーズン後半が確かに苦しかったという意味では自分のなかでたくさん課題が残ってしまったシーズンだったんですけども、これまでのインディカーシリーズへの挑戦という意味でも、目に見える形で結果に残ってきた、そんなシーズンだったと思います。
このオフシーズンの準備状況は?同じ環境で走れるというのは凄くいいですね。継続することによって前に進む力っていうのはやっぱりすごく無駄がなくなりますし、スポーツ選手にとってやっぱり精神的にもリラックスして、本当に落ち着いて次の年のプログラムに入れるというか。年末年始を「来年どうなるのかな」ってわからないまま迎えるのは嫌ですから、そういう意味では13年から14年にかけて非常に早く話がまとまっていて、発表自体は12月末まで待ちましたけど、話自体はもう夏ぐらいのときにほとんど決まっていたので、特にそういう意味での心配はなかったですね。ただ、12月に発表してからすぐテストに入って、12月〜1月と通常ですとそんなに走る機会はないんですけど、今シーズンにかけては12月からどんどん走行テストが始まっているので、非常に充実した状態でシーズンインに向けています。シーズン開幕戦までにしておくべきこと去年と同じようにシーズン序盤戦から思いっきりいきたいです。もちろん、周りのチームも去年の段階ですでに非常に全体的なレベルアップがあって、僕らはある意味停滞してしまったのかなという部分もあるんですけど、この間のテストでは非常にそういう意味での見直しができて、もう一度コンぺティティブなところに自分たちを乗せることができたので、開幕から非常にもちろんライバル関係は強力なんですけど、そのなかでもいいポジションに最初からいれるんじゃないかなという期待値は大きいですね。実際にはまだ現地では2月頭なんですけど、ここからテストもたくさん控えてますし、3月の開幕に向けて僕たち自体も前進していって、開幕戦からすでに安定した状態で上位を走れるように、そんな風にイメージを作っています。ファンの皆さんへのメッセージ僕自身、インディカーシリーズ5年目というと、本当にもうそんなに経ってしまったのかなと思いますけども、本当に今までにないくらい開幕戦を非常に楽しみにしていて、去年1年A.J.フォイトで戦った1年ってすごく自分の中でも大きかったんですね。だから、また同じメンバーで開幕からやれると思うと今からすごく楽しみにしているので、去年の前半前に負けないくらい勢いをもって開幕から頑張りたいと思います。