佐藤琢磨は、ダブルヘッダーで開催されるトロントでのシリーズ第12戦をエキゾーストのトラブルでリタイアで終えた。佐藤琢磨は、11番グリッドからハードタイヤでスタートし、スタートでいくつかポジションを落としたが、徐々にペースを上げていく戦いをみせた。しかし、スタートから6周を走った時点で、佐藤琢磨のマシンは白煙を上げ始めていた。
周回を重ねていくと佐藤琢磨のマシンはストレートでスピードが伸びなくなり、ギアチェンジも難しくなった。原因はエキゾーストパイプの破損で、佐藤琢磨は残念ながら32周を終えた時点でピットでマシンを降りた。佐藤琢磨 (24位)「エキゾーストのトラブルでリタイアとなりました。排気管が割れ、そこから漏れ出した熱い空気がアンダートレイやギアボックスへとつながるパイプを溶かしてしまったため、ギアを操作することができなくなってしまったのです。今朝走った第2レース用の予選から、マシンのセッティングをさらに変更してスタートに臨みました。まだマシンは万全にはなっていませんでしたが、予選よりもよくなった部分はありました。そこはそのまま残し、悪かった部分をよくできるよう、明日のレースまでにまたセッティングを調整していきたいと思います」