佐藤琢磨は、インディカー第4戦サンパウロの予選を12番手で終えた。第3戦ロングビーチで日本人初優勝を果たしたばかりの佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は、ブラジルでとても大きな注目を集めている。佐藤琢磨はプラクティス1回目に8番手のタイムを出し、まずまずの滑り出しをみせた。
しかし、プラクティス2で思うようにマシンを向上させることができず、予選がその1時間30分後に行われたため、予選でのマシンセッティングもトップ争いをするレベルにまで仕上げることができなかった。それでも、予選での佐藤琢磨は果敢な走りをみせ続け、第1セグメントを5番手で突破。12人で争われる予選第2セグメントでは、バランスの整いきらないマシンでアタックを重ねたが、結果は12番手。明日のレースでは、6列目アウトサイドのグリッドからスタートを切る。中団グループからの戦いとなるが、スタートやリスタートでのポジションアップをし、上位でのフィニッシュを実現できるよう、作戦もフルに活用したレースを戦うこととなるだろう。佐藤琢磨 (12番手)「厳しい一日になりました。今日の私たちには十分なスピードがなく、マシンバランスも納得のいくものではありませんでした。なにかが欠けていますね。すべての要素をよくすることは大変難しいのです。チームのクルーたちはハードワークを続けているのですが、私たちは求めているグリップとマシンバランスを、まだ手に入れることができていません。レースを戦うマシンをいいものにするため、私たちは今晩、すべてのデータを再チェックします」
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