佐藤琢磨が、2位表彰台を獲得したエドモントンの決勝レースを振り返った。「素晴らしいリザルトでした。チームのためにもとても嬉しいことだし、彼らが今日、成し遂げてくれたことを誇りに思います」と佐藤琢磨はチームのプレスリリースでコメント。「とはいえ、簡単なレースではありませんでした」
「タグリアーニが素晴らしいスタートを決めたため、僕は4番手となりましたが、ヘアピンでライアン(・ブリスコー)をオーバーテイクしてまずは3番手に落ち着きました。これはとてもよかったと思います」「最初とふたつめのスティントはとにかく燃料をセーブしつつ、そのなかでできるだけ速く走りました。僕たちは自分たちの思うどおりのレースをしていました」「ダリオとのバトルも最高でした。彼が全力でプッシュし、マシンをスライドさせながら走っているのがわかりました。スライドしているのが見えたのです。そこで、チャンスを捉えて彼をパスしましたが、これも最高の気分でした」「最後のスティントは非常にエキサイティングでした。最初は(アレックス・)タグリアーニと、続いてエリオとバトルをしました。エリオをオーバーテイクするチャンスを見つけ出そうとして、僕は全神経を集中させ、できることすべてを行なって走り続けましたが、残念ながらチャンスはやってきませんでした」「“プッシュ・トゥ・パス”に関して言えば、エリオのほうが少し長めに使える時間があることを知っていました。僕が少しずつ使ったところ、最後の数周はエリオは必ずこれに反応するとともに、ストレートでも毎回使っていました。彼に追いつくのはとても難しい状況でした。一度、彼とかなり接近しましたが、追い抜きを仕掛けるには不十分な距離でした」「5月以降、少し難しいレースが続いていましたが、これで力強く復活することができ、さらに前進できたので、続く4戦に向けては慎重に作業を進めていくことで、エキサイティングなレースにしたいと思っています。今日の2位には、本当に喜んでいます」