佐藤琢磨は、インディ500の決勝レースで優勝争いを繰り広げたが、最終ラップの1コーナーで果敢にダリオ・フランケッティのインを攻めた結果、スピンしてクラッシュリタイアという結果に終わった。2012年 インディ500が27日、インディアナポリス・モーター・スピードウェイで開催された。佐藤琢磨は、レースで何周にもわたってリードラップを走行。レース終盤のイエローコーションで一度は順位を下げたが、最後のリスタート後に2番手まで浮上。
そして、最終ラップの1コーナーで優勝を目指してダリオ・フランケッティのインを突いたが、フランケッティも譲らず、白線まで押し出される形でスピン。クラッシュという結末になった。佐藤琢磨は、優勝を確信していたと語る。「ターン4を立ち上がっきて、最終ラップに入ったときに、狙った通りにターン1に入っていて、ターン1に入る前に完全に並び始めていた」と佐藤琢磨は語る。「その時点でもう勝利を確信していたし、1コーナーに入っていたときには、彼のフロントホイールが僕のフロントアスクルと並んでいたので、完全にサイドバイサイドで1コーナーに入っていくというのはわかったんですけど、そのあと彼がまったくラインを残さない状態で1コーナーにアプローチし始めたので、僕はもう白線の完全に内側に入って、完全に芝の方に向かっていたので、なんとかキープしようと思ったんですが、クルマがスライドが始まってしまって・・・残念ながら完走できませんでした」「勝ちにいっていたので、勝てなかったというのは凄く残念ですけども、ここまで7日間にわたるプラクティスを経て、予選を戦い、決勝にむけてクルマを作って、結果的にチーム全体が素晴らしい仕事をしてくれたし、僕も自信を持ってアタックできるようなクルマだった。レースのストラテジーも俊敏に変更して良かったと思うし、ほんとに最後、絶対勝ったと思ったんですけど・・・凄く残念です。ただ、レースは結果は結果なので、ダリオ・フランケッティには3度目の500優勝おめでとうと言いたいんですけども、またしっかりと頑張っていきたいと思います」