佐藤琢磨は、インディカー第13戦ソノマの決勝レースを18位で完走した。佐藤琢磨は、予選順位が16番手だったことから、ピット・ストップを3回行う作戦によって大きく順位を上げることを狙ったが、フルコース・コーションがレース終盤の1回だけだった上に、ピット・ストップ時に遅いマシンの背後にひっかかってしまう不運が重なり、スタート・ポジションよりも後方の18位でのゴールとなった。
今回12点しか加算することができなかった佐藤琢磨は、ポイント・スタンディングを10位から11位へと1つ落とすこととなった。佐藤琢磨(18位)「厳しく、長いレースでした。2ストップか3ストップか、私たちのチームは作戦に柔軟性を持たせてレースに臨みました。そしてレース序盤に、3ストップでいくことが決定されました。我々のペースは決して悪くはなかったと思いますが、今日のレース展開は我々に一切味方をしてくれませんでした。スピードが上がらなかった点は大きな反省点で、この問題の解決策を私たちのチームには絶対に見つけなければならないと感じています。今日のレース結果は本当に悔しいものです。すばらしい仕事をしたクルーたちに感謝します。スタート15分前に冷却水漏れが発見されましたが、彼らはスタートまでにラジエーターの交換作業を完了させてくれました。そして、マシンはレースで一切のトラブルを出さなかったのです」