佐藤琢磨は、インディカー開幕戦セントピーターズバーグの予選で11番手だった。今年からの新しい予選ルールにより、ドライバーたちが各予選ステージで使用できるのはハードかソフトのいずれか1種類、1セットのみとされた。このルールで行われた初めての予選は、とても興味深いことに、第1ステージから第3ステージまで全員がソフトタイヤだけを使って走った。ハードを選択したチームはゼロだった。
佐藤琢磨は今シーズンで参戦2シーズン目を迎え、フルシーズン出場する唯一の日本人ドライバーである。3回行われたプラクティスまでで11番手につける1分3秒5953の自己ベストをマークしていた佐藤琢磨は、予選の第1ステージで1分3秒0722と自己ベスト更新を果たして第2ステージへと駒を進めた。予選の第2ステージもソフトタイヤ装着で戦った佐藤琢磨はさらにラップタイムを1分2秒9312まで縮めたが、最終ステージへの進出はならず、予選順位は昨シーズンと奇しくも同じ11番手と決まった。佐藤琢磨 (11番手)「チームの3台で手分けしてセッティングの方向性を探ってきましたが、まだセッションごとに変化するコンディションに完全に対応しきれていません。予選ではスピードが足らず、トップ10に食い込めず残念です。チームメートとこれからミーティングを行い、決勝前のウオームアップでマシンを安定したラップタイムで走り続けられるものに仕上げたいと考えています。昨シーズンは最初のスティントでレースを終えているので、今年はしっかりとゴールを目指してがんばりたいです」
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