佐藤琢磨が、インディカー第10戦エドモントンで今シーズン2度目となるポールポジションを獲得した。走行初日の金曜日は、一日中降り続けた雨によってプラクティスセッション2回がともにキャンセルされてた。そこで、IZODインディカー・シリーズは走行2日目となる土曜日のスケジュールを変更し、45分間のプラクティスを2回行い、その後に3段階で争われる予選を開催することになった。
短時間でマシンをハイレベルに仕上げ、新コースでの初のポールポジションを獲得したのは、予選のファイナルステージで1分18秒5165のベストをマークした佐藤琢磨(KV Racing Technology‐Lotus)。彼に遅れること0.0509秒で予選2位となったのはウィル・パワー(Team Penske)で、3位にはスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)が続いた。佐藤琢磨は第8戦アイオワで日本人初のポールポジションを獲得し、そのわずか2戦後の今大会でキャリア2度目となるポールポジション獲得。佐藤琢磨はこれでオーバルとロードコースの両方においてポールポジションを記録したドライバーとなった。また、今までのインディカー・シリーズにおける日本人決勝最高位は、2008年第8戦アイオワで武藤英紀が記録した2位。佐藤琢磨 (ポールポジション) 「すごくうれしいです。アイオワでの初めてのポールポジションも本当にうれしかったのですが、今日のエドモントンでのポールはストリートコースでのもので、オーバルとロードの両方でポール獲得を達成できたという意味からも、大きな喜びを感じています。KV Racing Technology-Lotusが3台体制をうまく活用したことによって、自分たちはいいマシンを作り上げることができたと思います。今回はだれにとっても初めてのコースだったことも、自分たちにはプラスに働いていましたね。コースを知らないという不利がなくなっていたからです。明日の決勝レースでも自分たちが考える通りの戦いができるよう、午前中のウオームアップセッションでマシンをいい状態に仕上げられるよう全力を尽くします」
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