佐藤琢磨は、第104回インディ500で優勝。2017年以来となるインディ500での2勝目という快挙に「信じられません!」と語った。日本人として初めてフロントロー3番グリッドから11回目のインディ500に臨んだ佐藤琢磨は順調にレースを展開。168周目に最後のピットスップを終えた佐藤琢磨は173周目にスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)をオーバーテイクしたことが勝利を決定づける。
残り15周で全車がピットストップを終えて佐藤琢磨がトップに立つ。周回遅れをクリアしながらディクソンを抑えていた佐藤琢磨。そして、残り5周で(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)が大クラッシュ。レースはコーションとなり、ペースカー先導で周回を続け、そのままの順位でチェッカー。佐藤琢磨は、日本人として初めてインディ500を制した2017年以来となる2度目のインディ500制覇の快挙を成し遂げた。「信じられません!」と佐藤琢磨はウィナーズサークルで語った。「もちろん、僕たちはディクソンよりも1周早くにピットインしていました。燃料戦略的にちょっとギリギリなのはわかっていました。スコットがターン4を抜けてくるのが見えて、物凄い勢いで迫ってきました。とにかく彼を抑えるしかありませんでした」「本当にありがとうございます。レイホール・レターマン・ラニガンのチーム全体の勝利です。HPDとホンダは多くのパワー、多くの燃料マイレージを与えてくれました。彼らは多くのことを犠牲にして頑張ってくれました。感謝してもしきれません」