佐藤琢磨にトロ・ロッソ移籍という噂が浮上した。スーパーアグリ撤退でF1シートを失った佐藤琢磨は、ル・マンやアメリカシリーズからの打診を断り、F1に絞ってシートを狙っている。スイス紙“Motorsport Aktuell”は、トロ・ロッソと佐藤琢磨の思惑が一致すると主張している。
トロ・ロッソの共同オーナーであるゲルハルト・ベルガーは2009年のラインナップを、ブルーノ・セナやセバスチャン・ブエミといった若いドライバーと、経験豊富なチームメイトで揃えるのが理想と語っている。Motorsport Aktuellは、2002年のジョーダンでのデビュー以来100レース出走に近づきつつある佐藤琢磨の経験やレース技術だけでなく、トロ・ロッソのパートナーであるレッドブルの厳しい日本市場への進出を援助すると主張している。「まだ具体的なことは何も決まっていません。いくつかのチームと話しています。」と語る佐藤琢磨。ホンダのレースシート獲得はすでに困難とされ、現在はフォース・インディアが琢磨に興味を示していると言われている。
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