F1ロシアGP 予選のハイライト動画。2021年 F1世界選手権 第15戦 F1ロシアGPのFP2セッションが9月25日(土)にソチ・オートドロームで行われた。午前中に雷を伴う雨が降ったソチ・オートドロームだが、予選開始時刻となる現地時間15時には雨が上がり、ウェットコンディションでセッションはスタート。Q1とQ2はインターミディエイトタイヤで走行が行われた。
Q3でも1回目のアタックでは全ドライバーがインターミディエイトでタイムを出したが、ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)がドライタイヤに交換するギャンブルをしかける。これをきっかけに全ドライバーがドライタイヤに交換。このドライタイヤへの交換が予想もしなかった予選結果を生み出し、トップ3には新鮮な顔ぶれが並ぶことになった。ポールポジションを獲得したのはマクラーレンのランド・ノリス。自身F1初ポールポジションであり、102人目のポールポジション。マクラーレンにとしては2012年のF1ブラジルGP(ルイス・ハミルトン)以来9年ぶりのポールスタートなる。2番グリッドはフェラーリのカルロス・サインツ。フロントロースタートは初。そして、3番手はウィリアムズのジョージ・ラッセル。リスクを顧みない果敢なギャンブルが奏功した。ルイス・ハミルトン(メルセデス)は、ドライタイヤへのピットイン時に左フロントをウオールにぶつけてフロントウイングを破損するミス。これにより、ドライタイヤでアタックができず4番グリッドとなった。5番手にはダニエル・リカルドが入り、マクラーレンが速さを見せた。6番手にはフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)は流石のベテラン。7番手のバルテリ・ボッタス(メルセデス)はルイス・ハミルトンのフロントウイング交換のとばっちりを受けた形だ。8番手にランス・ストロール。一つ飛ばして10番手にエステバン・オコン(アルピーヌ)までがトップ10入り。ホンダF1勢にとっては厳しい予選となった。Q3に進出したのはレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスのみで9番手。チームメイトのマックス・フェルスタッペンはPU交換ペナルティで最後尾スタートが決定しているため、Q1で2周走っただけでマシンを降りた。アルファタウリ・ホンダ勢は揃ってQ2で敗退し、ピエール・ガスリーが12番手、角田裕毅が13番手だった。