F1ロシアGPの決勝レースを訪問する予定となっているウラジーミル・プーチン大統領のために、ソチ・オートドロームには先例のない警備態勢が敷かれる。各テレビ放送局には、爆発物の起爆を妨害するためにプーチン大統領のSPが無線にスクランブルをかける間にライブ映像やマイクの音声が一時的にダウンする可能性があると通達された。
また、Daily Mail は、空中の脅威に対する“レーダー監視”がテレビ放送に干渉する可能性もあるとは伝えている。テレビクルーに対しては、プーチン大統領やロシアを訪問中のバーレーン国王をあまり近くで撮影しないようにとの指令が出されたという。ウクライナとの対立が国際問題に発展する中、ソチ・オートドロームの他のエリアでも、武装した警備員が建ち並び、空港式のチェックが行われるなど非常に厳重な警備態勢が敷かれている。 Bild によると、プーチン大統領がグランドスタンドの向かい側の建物を訪れる際には、暗殺の脅威を排除するために窓がふさがれるという。 F1チームとFIAの無線システムは、爆弾対策の周波数スクランブルによって最大15分間影響を受けるという。さらに、プーチン大統領がグリッドにいる間は警備が非常に厳しいため、各放送局が通常の“グリッドウオーク”を行うことは不可能になると同紙は伝えた。
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