F1ロシアGPを開催するソチの市長らは、冬季オリンピックとの並行開催が懸念されるなか、2014年の初開催に自信をみせている。ソチは、今年始めにF1ロシアGPを開催する7年契約を締結。同年、ソチで冬季オリンピックが開催されることから物流面などが懸念されているが、ソチのアナトリー・パホモフ市長はF1開催に向けて順調に準備が進んでいると主張した。
「2014年に計画されているF1レースに向けて強く決心している」とアナトリー・パホモフ市長は Reuters のインタビューでコメント。「現在、オリンピックの成功を監督するために取り組む委員会とまだ形成的な段階にあるF1レースを統制する委員会とが完全に統合され、2つのイベントを一緒に管理する詳細条件が慎重に検討されている」「しかし、2015年にレースが延期される必要があるとは思っていない」アナトリー・パホモフ市長は、F1トラックの大部分は2013年に完成し、オリンピック施設が完了すれば最後の仕上げが行われると考えている。「もちろん、ランオフエリアやキャッチフェンスなど、オリンピック施設が完了したあとに加える必要がある特定の特徴はある」「しかし、初レースが開催される1年前にはトラックの基本条件はほぼ完成していると考えている」オリンピックとグランプリのスポンサーでありメガフォンのアンドレイ・クライニク取締役は、トラックはファンとドライバーに気に入ってもらえるだろうと語る。「2009年に初めてティルケをソチに招待したとき、我々はトラック設計において適切なバランスを得ることの重要性を強調した」「トラックは、小細工なしに十分なオーバーテイクのチャンスを重視した古典的なトラックになるだろう。高速コーナー、ロングストレート、ヘアピンの組み合わせもある」「一方、背景には山があり、同時に都市の市街地コースの感覚もある。モントリオールのようにファンに愛され、ドライバーにはモナコのように挑戦しがいのあるものになるだろう」
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