ニコ・ロズベルグがハミルトンルイス・ハミルトンのフェラーリ移籍後初となるF1グランプリ優勝は、かつてのチームメイトで最大のライバルだったニコ・ロズベルグにも強い印象を与えた。バルセロナ・カタルーニャGPでの勝利を受け、ロズベルグはハミルトンが困難な状況を乗り越えて再び頂点争いに戻ってきたことを称賛し、「F1の伝説的な瞬間だ」と語った。
ロズベルグ「F1の伝説的な瞬間だ」2025年にメルセデスを離れてフェラーリへ移籍したハミルトンだったが、初年度は苦戦を強いられた。中国GPスプリントで勝利を挙げたものの、グランプリでは表彰台に届かず、Q1敗退やノーポイントレースが続いたことで、自らを厳しく批判する場面も少なくなかった。しかしフェラーリはオフシーズンに大幅な改善を進め、2026年の新レギュレーション導入も追い風となった。カナダGPとモナコGPで連続2位を獲得したハミルトンは、バルセロナでは予選Q3でフロントロウを確保すると、決勝では3ストップ戦略を成功させてフェラーリ移籍後初優勝を飾った。レース後にF1公式サイトの取材に応じたロズベルグは、その快挙を高く評価した。「僕たちはF1の伝説的な瞬間を目撃した。彼にとって歴史的な出来事であり、F1にとっても歴史的な瞬間だ」「F1界全体がこの瞬間を評価していると思う。誰もこの瞬間を称賛しない人はいないだろう」「フェラーリでのスタートは本当に厳しかった。それでも彼は状況を好転させ、再び偉大な存在へと登り詰めた。本当に素晴らしいことだ」「今はこの流れが続いてほしいと思う。メルセデス勢とのタイトル争いを見たいからね。それが実現したら最高だ。マシンは速いし、うまく機能するか見てみよう」タイトル争い再浮上に期待バルセロナ・カタルーニャGP開幕時点で、ハミルトンはランキング首位のキミ・アントネッリに66ポイント差をつけられていた。しかし自身の優勝とアントネッリのリタイアにより、その差は41ポイントまで縮まった。ハミルトンが8度目のワールドチャンピオン獲得、そしてフェラーリが2008年以来となるタイトル奪還を狙えるか問われたロズベルグは、迷うことなく肯定した。「可能だ。そうあるべきだし、実際に可能だと思う」フェラーリのアップグレード成功も高評価さらにロズベルグはSky Sports F1の取材でも、今回の勝利がハミルトンとフェラーリにさらなる勢いをもたらすと分析した。「良い結果が出れば、よりモチベーションが高まり、幸せになり、さらに努力するようになる」「これはチームとともに彼をさらに高いレベルへ押し上げるだろう。今のフェラーリには素晴らしい勢いがある。勝つために必要な要素がすべて揃い始めている」ロズベルグは、バルセロナで投入された大規模アップグレードも成功したと評価した。「彼らはマシンを改善した。この週末には8か所もの新パーツを投入している。そして彼は精神的にも非常に良い状態にある」「チームメイトのシャルル・ルクレールを上回っているし、他のライバルたちはそれぞれ異なる問題を抱えている。今はすべてがひとつにまとまり始めている。それが本当に素晴らしい」ハミルトンにとって今回の勝利は、フェラーリ移籍後の苦しい時期を乗り越えたことを証明する結果となった。ロズベルグが語ったように、この成功が単発の勝利に終わらず、本格的なタイトル争いへの第一歩となるかに注目が集まる。
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