元F1ワールドチャンピオンのニコ・ロズベルグは、2021年のF1世界選手権の4人のチャンピオン候補のなかにレッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレスを含めた。5年前、ニコ・ロズベルグはルイス・ハミルトンを破ってF1ワールドチャンピオンを獲得。ターボハイブリッド時代でハミルトン以外にタイトルを獲得した最後のドライバーとなっている。
それ以降、タイトルを5連覇しているルイス・ハミルトンは、2021年にメルセデスと1年間の契約を延長。順調にいけば、2021年に前人未踏の8回のF1ワールドチャンピオンを獲得することが予想されている。元チームメイトであるニコ・ロズベルグは、ルイス・ハミルトンに挑戦できるドライバーはマックス・フェルスタッペンだと考えているが、自分の後任としてメルセデスF1に加入したバルテリ・ボッタス、そして、今季レッドブル・ホンダF1のドライバーを務めるセルジオ・ペレスも候補として名前を挙げた。セルジオ・ペレスは、レーシング・ポイントで素晴らしい2020年シーズンを過ごし、F1サヒールGPでの初勝利を含め、ランキング4位でシーズンを終了。期待された成績を残せなかったアレクサンダー・アルボンに代わって、今シーズン、レッドブル・ホンダF1でマックス・フェルスタッペンのチームメイトを務める。2021年のF1ワールドチャンピオンに誰を賭けるかと質問された「ハミルトンの一点張りだ。でも、少額をフェルスタッペンに賭けるのもアイデアとしてはありかな」と Gazzetta dello Sport にコメント。「それにボッタスが戦いに参加していないとは言わない。ドライでのラップでは彼はとても速いし、彼はいつでもハミルトンを倒すことができる。長期的に見れば、継続性に関しては彼はそれを成し遂げていないけどね」「そして、今年は、セルジオ・ペレスもゲームに参加すると思う。僕たちは4人の潜在的な世界選手権のウィナーがいるシーズンを開始するし、それは、非常に興味深いことだ」ニコ・ロズベルグは、2021年の“サプライズ”パフォーマーとして次のように続けた。「(ダニエル)リカルドがこの進歩しているマクラーレンで何をするかを見るのは興味深いことだと思う。それに、テストで非常に強力な走りをみせたアルファタウリかな」とニコ・ロズベルグはコメント。テストについて言えば、ニコ・ロズベルグは、バーレーンでの3日間の走行が、同じ会場での今シーズンの開幕戦に向けて準備に繋がることが興味深いと語る。「レッドブルが本当に前線でスタートした場合、メルセデスがどのように反応するか、彼らが彼らを捕まえるために何を思いつくかを見るのはエキサイティングだし、そうなったら素晴らしいだろう」とニコ・ロズベルグはコメント。「ハミルトンが何をしようとするかも楽しみだ。8回目のタイトルを獲得するためにあらゆることををするのは確かでしょう。そして、勝つために必死になっているフェルスタッペンと戦うことになれば、すべてがとても楽しいだろう」「テストで時間を見るだけでは十分ではない。それは役に立ちない。でも、すべてを詳細に分析すると、状況がどのようになっているのかを少し理解できる」「そして、見ることができるのは、レッドブルとメルセデスの間で非常に緊密な戦いがあるということだ」