2022年のレース・オブチャンピオンズ(ROC)の国別対抗戦ネイションズカップが2月5日(土)にスウェーデンのピテ・ハヴスバッドで開催され、ペター・ソルベルグと息子のオリバー・ソルベルグが組んだチーム・ノルウェーが勝利した。ソルベルグ親子は、決勝でジミー・ジョンソンとコルトン・ハータが組むチームUSAとの4戦で3勝を収めてROCネイションズカップを制した。
第1ヒートではジミー・ジョンソンのポラリスPro XPがわずか数秒で止まるという技術的な問題に遭遇したため、オリバー・ソルベルグが先勝。RX2E電気ラリーカーでの2回目のヒートでもオリバーはコルトン・ハータを倒して2-0とした。ポルシェ718ケイマンGT4での第3ヒートでは、ジミー・ジョンソンが、F1ドライバーのセバスチャン・ベッテルと助手席に乗せたオリバー・ソルベルグを倒して一矢を報いたが、タリークロスカーでの最終ヒートでのコルトン・ハータのヘアピンでミスをしてペター・ソルベルグが勝利し、チーム・ノルウェーに勝利をもたらした。「モンテカルロでセバスチャン・ローブが勝利したのを見たことがモチベーションとなった。それはそれほど難しいことではないと思った」とラリーのベテランでラリークロスチャンピオンのペター・ソルベルグは語った。「このレースのための準備はできていたし、オリバーと一緒にそれをすることは大きな夢だった」ROCネイションズカップに出場した新旧F1ドライバーは早々に姿を消すことになった。セバスチャン・ベッテルとミック・シューマッハが組んだチーム・ドイツは、チームUSAとの対戦でシューマッハが第1シートで勝利したが、セバスチャン・ベッテルがその後2つのヒートで敗れて準々決勝で敗退。ミカ・ハッキネンとWシリーズレーサーのエマ・キミライネンが組んだチーム・フィンランドは、準決勝でチームUSAに敗れた。デビッドクルサードとウィリアムズF1の開発ドライバーであるジェイミー・チャドウィックが組んだチームGBは、チーム・フィンランドとの体制でクルサードが元マクラーレンのチームメイトであるハッキネンに勝ったものの、チャドウィックがポルシェでミスを犯し、チーム・フィンランドに敗れた。個人戦となるレース・オブ・チャンピオンズは2月6日(日)に行われる。
全文を読む