ロビン・フラインスは、来月ザウバーのF1マシンを走らせるアブダビ若手ドライバーテストが、将来の自身のキャリアにとって非常に重要なものになると考えている。ザウバーは、若手ドライバーテストにロビン・フラインスとエステバン・グティエレスを起用することを発表。ロビン・フラインスは初日のテストを担当する。
今季フォーミュラ・ルノー3.5で、F1テストドライバーを務めているジュール・ビアンキ、サム・バードとタイトルを争っているロビン・フラインスは、今回のテストであまり用心深く走っている余裕はないと考えている。「僕の将来がテーブルの上にある。僕には資金がないので、現時点でF1に入るにはより困難な方法だけど、純粋に才能に頼らなければならない」「周りに他のF1カーがいるのは初めてなので、もう少し自分を証明できるだろう。自分がどこら辺にいるかわかるのは良いことだ」「チームのために良い仕事ができて、みんながもう少し僕に目を向けてくれることが願っている」フォーミュラBMWとフォーミュラ・ルノー・ユーロカップでチャンピオンを獲得し、今年フォーミュラ・ルノー3.5でのデビューイヤーにタイトルを争っているロビン・フラインスは、今年フィールドでF1ジュニアドライバーと争っていることがザウバーでのテストを獲得することに役立ったと考えている。「マネージャーは何度かザウバーと話をしていたし、彼らは僕が毎回上位にいるのを見て、テストをしたいと言ってくれた」「ビアンキやバードと比較した僕の結果によってそれは起こった」ロビン・フラインスは、2013年にF1でレースシートを獲得するチャンスがあるかどうかはわからないが、将来を検討してもらうために十分な印象を与えられることを願っている。「F1で初めて公式走行ができるわけだし、それにはとても満足している」「でも、次のゴールは、来年もしくは再来年にシートを獲得することだ」「簡単なことではない。お金を持っているドライバーがいることは全員がわかっていることだし、彼らと同じスピードがあるだけではシートは得られない」「でも、ベストを尽くすつもりだし、どのような位置で終えられるか様子を見てみるつもりだ」ロビン・フラインスは、今年序盤のモスクワ・レースウェイで行われたワールド・シリーズ・バイ・ルノーのイベントで2010年のレッドブル RB6でデモ走行を実施してF1カーを初体験している。またフォーミュラ・ルノー3.5でライバルチームと契約していないドライバーのなかで最高位であることの褒章として、アブダビでレッドブルのF1カーを走らせることを保証されている。