ダニエル・リカルドは、2024年F1第10戦スペインGPの予選を18番手で終了。RBの両ライバーがQ1敗退を喫したが、アップグレードされたマシンのパフォーマンスは「励みになる」と主張した。RBは最近のレースで好調を維持しており、バルセロナ・カタルーニャ・サーキットでは、新しいフロアを含む多数のアップデートをマシンに施した。
しかし、プラクティスセッションでペースに苦戦したリカルドとチームメイトの角田裕毅は、予選Q2セッションに進出することができず、リカルドは角田より1つ下位の18番手タイムにとどまった。リカルドは、この結果は新しいコンポーネントへの理解不足によるものである可能性について「パッケージにはまだ解明すべき点が残っていると思うので、今後も取り組んでいくつもりだけど、その一方で、(プラクティスでは)バランスが大きく崩れていたように感じていた。今日の予選では、マシンは以前よりずっとまとまっているように感じた」と語った。「実は予選ではマシンのフィーリングはそれほど悪くなかったと思う。もちろん、コーナーによっては、もっとフラットであるべきだと感じる場所もあるし、まだ少し荷重が足りないのかもしれないと思うこともある。でも、全体的には昨日よりもずっと良かったと感じている」「裕毅とはまだ話していないけど、彼はクルマのフィーリングにそれほど不満はなかったと思う。僕たちはその速さがなかった…通常、Q1では3セットを投入する。それでQ2進出が保証されるわけではないけど、チャンスは格段に広がる。もちろん、それでも進出できなかったということは、現時点ではこの現在のコンフィギュレーションではペースが伴っていないということだと思うので、これからも少しずつ改善していくつもりだ」金曜日と土曜日にかけて行われた作業について、リカルドは「昨日はまだ少しマシンと格闘しているような感じだったので、一晩かけて大きな変更を加えた」と説明した。「だから、今はまだ完璧ではないかもしれないけど、それは励みになる。一晩でマシンを良い状態に持っていくために良い仕事をしたと感じている」「フィーリング的には、今日は良くなった。乗り心地も良くなり、自信も持てるようになった。でおm、残念ながらストップウォッチに関しては、昨日と変わらなかった」「フロアに関しては、新しいフロアを手に入れたら、明らかにこのマシンは荷重と空力特性において非常にパワフルになる。だから、それを克服しようとしているところだ。先ほども言ったように、今日は良い一歩を踏み出せたように感じていたので、ピエール(レースエンジニアのピエール・ハメル)が18番手だと言ったとき、正直なところ本当に驚いたし、無線で言うことは何もなかった」「10位以内に入らないことは分かっていたが、Q2進出には十分だと思っていた」また、ビザ・キャッシュアップRBのフレスリリースでダニエル・リカルドは土曜日を以下ののように振り返った。「この週末はトリッキーだった。マシンに装着されている多くの新しいパーツをうまく機能させる最善の方法を見つける必要があると思う」とダニエル・リカルドはコメント。「昨日のフリー走行ではうまくバランスが取れていなかったけど、 一晩で大きく変更を施したところ予選ではだいぶよくなった。マシンの感触とバランスは改善されましたけど、残念ながらタイムにはまだ反映できていないようだ」「ソフトタイヤを3セット使ったにもかかわらずチームの2台とも予選Q1で敗退してしまったことは、現時点では僕たちにペースがないことを表している。まだ改善できるはずだし、少しずつでも前進していきたい。今後似たような特性を持つサーキットでのレースが続く」「明日の決勝まで時間が限られている中で、僕たちになにが足りていないのか把握しなければならない」