ダニエル・リカルド(RB)は、2024年F1第3戦オーストラリアGPの決勝を12位で終えた。予選Q1でのトラックリミット違反によって18番グリッドからスタートしたリカルドは、リバースストラテジーでハードタイヤでレースをスタートして挽回を図ったが、母国の観客の前で入賞を果たすことはできなかった。
「昨日のフラストレーションは昨夜のうちに発散して、今日は気持ちを切り替えた」とダニエル・リカルドはコメント。「今日は新たな一日として精一杯取り組み、いくつかいいスティントもあった。僕と同じように早めにピットインする選手が多かったけど、グリッド最後尾からのスタートだったので、なにかを試みる必要があった」「ハードコンパウンドで臨んだ最初のスティントでは、VSCが導入されてグレイニングが早く、タイムを少しロスしたけど、2回目はかなり競争力があった。何度かブルーフラッグが振られる前、ラップタイム1分21秒台前半で走行できた周回もあった。ただ、十分にスピードが出ないコーナーがあり、まだなにかが足りない感触もあった。レース中、データを収集するのにいいポイントをマークしたので、マシンの状態を理解するのに役立つと思う」「これまで重ねてきた準備もあり、もう少しいいウイークエンドにしたかったけど、パニックにならず、入賞を目指してチームと協力していくのみだ」「マシン自体は昨年からさほど変わっているようには感じていない。アップデートはあったけど、特徴はとても似ている。その点はマシンを信頼しているし、すべてを変更する必要はないだろう。今後のレースで、ポジティブなパフォーマンスにつながるような解決策を見出せると思う」