ダニエル・リカルドは今年、角田裕毅とチーム内で争ったことを「チームにとってプラスになった」と喜んでいる。マクラーレンを離れ、レッドブルのサードドライバーとして1年をスタートさせたリカルドは、シーズン途中にレースシートに復帰。ニック・デ・フリースに代わってアルファタウリのシートを手にした。
しかし、リカルドの復帰は2レースにとどまり、手の負傷で再び戦線離脱。シーズン後半に復帰すると、リカルドの活躍でアルファタウリはコンストラクターズ選手権で8位に浮上した。角田裕毅とペアを組んだ7レースでは、角田が予選と決勝で4勝3敗と勝ち越している。二人は2024年にアルファタウリ(別の名前で走る予定)で再びコンビを組むことになる。今年のシーズン終盤で覇権を争ったリカルドは、自身と角田裕毅がお互いの長所を最大限に発揮できることを示唆した。「もちろん、シーズン前半は参加していなかった」とリカルドは語った。「チームが状況を好転させた方法は印象的だし、明らかにマシンがアップデートされた。毅と僕はお互いを少しプッシュし合ったと思う。チームにとってもプラスになった」「だからチームは来年に向けてある意味で興奮できると思う。もちろん、7位はいいことだけど、数レース前には10位でフィニッシュすることについて話していた」「だから7位はある意味でボーナス。これで来年に向けてもう少し戦うことができるだろう」