ルノーF1のドライバーであるダニエル・リカルドは、“何かを完全に無視することは決してない”として、今後レッドブルF1に復帰することは除外していないことを認める。今年でルノーF1チームとの契約が満了するダニエル・リカルドは、同じくチームとの契約期間が終了するルイス・ハミルトン(メルセデス)とセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)とともに来季の去就が最も注目されているドライバーのひとりとなっている。
どこかの時点でレッドブルに復帰することを検討する可能性があるかと質問されたダニエル・リカルドは「実際、そのような問い合わせは来ていないけどね!」と前置きしたうえで次のように語った。「レッドブルに行くことを拒否するか? いいや・・・自分が人生で育ってきたなかで学んだことは“あり得ないことなどない”だと思う」「何かを完全に無視することはない。刑務所にでも行かない限りはね! だから、あり得ないことなどない」ダニエル・リカルドは、ルノーF1との初年度となった2019年にフラストレーションの溜まるシーズンを過ごしており、チームもエンジンスタマーのマクラーレンに敗れてコンストラクターズ選手権5位でシーズンをフィニッシュ。また、ルノーは絶えずF1撤退が噂されている。新型コロナウイルス危機によって2020年のF1世界選手権は中断されているが、ダニエル・リカルドは自分の将来についての話し合いが当面は事実上保留されていることを認めた。「僕は足踏み状態なので、今話をするのは難しい。実際には何も起こっていない」とダニエル・リカルドは語る。「通常であれば、レース、結果、そして、その勢いで話し合いは始まっていく。正直なところ、今のところ話すことは多くない。現在の状況とそれをどう処理するかが重要だ。この段階で正直に言えば、すべてがかなりゆっくりと進んでいまる」だが、レッドブルで7回のグランプリで勝利しているダニエル・リカルドは、2018年と同じレベルに到達できると主張する。「過去にできたことは、確実に100%再びできると思っている」