ダニエル・リカルドは、2020年以降のルノー残留についてはまだ決断しておらず、フラストレーションを感じる瞬間が多くあると認めつつも、チームを“次のレベル”に引き上げたいと思っていると主張する。今シーズン、レッドブルからルノーに移籍したダニエル・リカルドだが、ルノーは2018年の成功を再現することに苦労しており、コンストタクラーズ選手権で5位に位置している。だが、リカルドはルノーと2年契約を結んでおり、2020年はエステバン・オコンを新たなチームメイトとして迎えることが決定している。
ダニエル・リカルドは、ルノーで長期に留まることに満足していると語る。「残留したいか? そうだね、僕たちは理想的には次のレベルに到達したいと思っている」と BBC Sport にコメント。「それが、僕がここに来ることを決めた意図だった。他の場所への乗り継ぎのための2年間ではない。人々がまだそう考えるかもしれないことはわかっているけど、僕は本当にこれが機能することを望んでいる。今年に費やした時間は、僕にそうする意欲があることを示していると感じている」ルノーのF1チーム代表を務めるシリル・アビテブールは、ダニエル・リカルドの契約が期限を迎え、チームを辞めることになった場合には2021年にアカデミーのドライバーを昇進させる可能性があることを示唆している。「僕はまだ決定を下していない」とダニエル・リカルドは語る。「シリルとこの議論をしたことはない。彼のためにも話をしたくないけど、彼は今年にフラストレーションを感じている」「彼は僕たちを失望させたとは言いたくないけど、一部ではそう感じていると思う。僕たちはもっとうまくやれることを期待していた」「去年話をしたとき、今年に向けてもっと高い希望があった。来年ははるかに良くなると確信しているけど、彼はおそらく『もしうまくいかなかったら、なぜダニエルは留まりたいと思うだろう?』と考えているかもしれない。おそらく彼の頭のどこかにそういった気持ちがあると思うし、そのような発言をしたんだと思う」「ただ彼は自分に対して本当に正直だ。もっとうまくやりたいと思っているし、チームとしてもっとうまくやりたいと思っている。基本的に僕や他の資産を維持したいと思っている」ダニエル・リカルドはドライバーズランキングで8位に沈んでいる。F1イタリアGPではベストリザルトなる4位でフィニッシュしたが、ここまで5度の入賞しか果たせていない。しかし、ダニエル・リカルドは、今年が困難な移行シーズンになると予想したと語る。「ネガティブではないのは確かだ。毎週末に6位になったとしても、もっと大きな目標があるし、僕たちが望んでいる場所にいられないかもしれないことをわかっていた」とダニエル・リカルドはコメント。「そうだね、僕たちは期待していたよりもずっと後ろにいることもある。でも、やらなければならない仕事があって、多くの時間を費やす必要があると思っていた」「今年はより多くの時間を働いているように感じているし、おそらく以前よりも一生懸命働いているかもしれない。新しい人、新しい人間関係など、環境が異なるからね。それでもかなり楽しんでいる。どちらかと言えば、僕がスポーツに望んでいることを繰り返している感じだ」
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