ダニエル・リカルドは、F1の夏休みがルノーにとって“うまくリセット”して2019年シーズン前半を振り返る良いタイミングで訪れたと考えている。ルノーは、シーズン序盤の信頼性問題、そして、過去数戦ではパフォーマンス不足に直面する厳しいシーズンを過ごしている。昨年は“ベスト・オブ・ザ・レスト”の4位でシーズンを終えたルノーだったが、今季は6位に沈んでおり、エンジンカスタマーのマクラーレンに60ポイント差をつけられている。
今年、ルノーはレッドブルからダニエル・リカルドを獲得し、トップ3チームとのギャップをさらに縮めることを期待していたが、一貫した結果を出すことができていない。ニコ・ヒュルケンベルグは、雨で大波乱となったF1ドイツGPで表彰台から一転してクラッシュリタイア。ダニエル・リカルドはF1ハンガリーGPでトラフィックに遭遇してQ1敗退を喫して後方からのスタートを強いられた。「否定的に言いたくはないが、リセットすることはみんなにとって良いことだ。実際に物事を確認するためには少し離れる必要がある場合もある」とダニエル・リカルドはコメント。「ある意味、ゴー、ゴー、ゴー、だったし、特に連続した週末ではもっと良くするために自分に何ができるか、チームとして何ができるかを客観的に自分自身を見つめることができないものだ。僕としても個人的には新しいチームで最初の6か月間を評価していく」「期待は言いたくはないけど、シーズン序盤にどうなるかというシナリオは頭の中にあった。これからそれがどの位置にあるかを評価して、すべてをうまくいくように自分自分で何ができるか、チーム内で何ができるかを理解していきたい。感情的になるのはポジティブではない」「夏休みは僕たちにとって良いことだ。後半は良くなると確信している。今はなんとか持ちこたえて、全員のスピリットを高めていきたい。僕たちがそこにたどり着けることはわかっている」