ダニエル・リカルドは、2019年にルノーF1でチームメイトとなるニコ・ヒュルケンベルグの表彰台未登壇記録には騙されないとし、ヒュルケンベルグは“そのようなレベルのドライバーではない”と考えていると語る。2015年のル・マン24時間レースのウィナーであるニコ・ヒュルケンベルグは、F1グリッドで最も印象的なドライバーのひとりとして認知されているが、F1を156戦戦っていまだ表彰台に登壇できていない。
ダニエル・リカルドは、5年間で7勝、29回の表彰台を獲得したレッドブル・レーシングを離れ、今年からワークス復帰してから表彰台を記録できてないルノーのワークスチームに移籍し、ニコ・ヒュルケンベルグのパートナーになる。ダニエル・リカルドは、新しいチームへの移行し、ニコ・ヒュルケンベルグを倒すためには、レッドブル時代の成功と幸せな思い出が必要になるだろうと語る。「ルノー移籍に自信を持っているの確かだし、多くの記録と自身を持っていくつもりだ。それにニコがいるのでそれが必要になるだろう」とダニエル・リカルドはコメント。「F1を知っている人なら誰もが彼の力量を知っていると思う。外から見ている人は、彼が200戦くらいを戦っているのに表彰台を獲得できていないじゃないかと考えるかもしれないけど、僕たち全員が彼がそのようなレベルのドライバーではないことをわかっている」「だから、自分の持っているすべてをもたらす必要があることは承知している。彼を倒すためだけでなく、チームの進歩を早めるためにもね」ダニエル・リカルドのレッドブル・レーシングでの最後のシーズンは、信頼性問題に悩まされ、チャンピオンシップでチームメイトのマックス・フェルスタッペンに総合的に破れた。しかし、モナコGPではMGU-Kが故障していたにも関わらず、待望の優勝を果たした。ダニエル・リカルドはそのような思い出は強力なものだと語る。「モナコのことはこれからもずっと忘れないだろう。それにまつわるすべての余波はこれまで経験したなかで最大だったからね」とダニエル・リカルドは語る。「あの日、すべての取材を終えてエナジーステーションに歩いて戻ったら満員になっていて、スタンディングオベーションを受けた。みんなが僕のためにあんなにハッピーになってくれたことを本当に誇りに思っている」「自分のためにこのスポーツをやっているし、それを愛することができなくなった日が辞めるときだと思う」「あのような影響を与えて、他の多くの人々を幸せにできるのは物凄いことだった。あの瞬間だけは、自分のためだけにやっているわけではないように感じた」