ダニエル・リカルドは、レッドブルとの契約が満了した後のことについては状況を見ながらゆっくり考えると述べた。F1は2014年からV6パワーユニットを迎えたが、2010年から2013年まで4年連続でF1チャンピオンを連覇したレッドブルは、ルノーエンジンの不振もあり、ここ2年にわたって苦戦が続いている。
ダニエル・リカルドも、レッドブル昇格初年度となった2014年には3勝を挙げる活躍を見せたが、2015年に表彰台に立つことができたのは、ハンガリーGPでの3位とシンガポールの2位と2回だけだった。ダニエル・リカルドは「思った以上にフラストレーションを感じたね」と Fox Sports にコメント。「ほとんどずっとそれを抑えながら自分のやるべきことをやるしかなかった。笑みを絶やさないように努めていたよ」さらに、ダニエル・リカルドは、2014年にトロ・ロッソからF1デビューし、セバスチャン・ベッテルのフェラーリ移籍によって今年レッドブルに昇格したばかりのダニール・クビアトにもランキングでも上回られた。「ダニールは、シーズンをうまく好転させたと思う。彼は最初の4レースでは出遅れてしまったし、トップチームでの仕事はまだ無理だったのではないかと言う人たちもいた。でも、モナコからは波に乗ることができていた」ダニエル・リカルドは、2016年も今年と同じような厳しいレースが続くだろうと考えている。2016年、レッドブルが搭載するエンジンは“タグ・ホイヤー”と呼ばれることになるが、中身はこれまでと同じルノー製だ。ダニエル・リカルドは、2016年もメルセデスの強さは揺るがないだろうと Daily Mail に述べた。「フェラーリが少し追いついてきたけど、一般的に考えて、彼らは自分たちが示したい強さを発揮できるはずだ」「彼らが来年も勝利を収めるチームであることは間違いない」「僕たちが調子を上げて優勝争いができるようになると考えるのは現実的ではない思う」そして、2016年シーズンで満期を迎えるレッドブルとの契約について質問されたダニエル・リカルドは「状況を見ながら対応することになるだろう」とコメント。「2017年にはかなりルールが変わるだろうし、アロンソと同じようなことにはなりたくない。船を乗り換えたら、もといた船のほうがよかったなんてことにはね」「理想的なのは、レッドブルに残り、チームがまた強さを発揮できることだ。でも、それはシーズン終盤になってから考えることになるだろう」
全文を読む