レッドブルのアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ダニエル・リカルドを将来のマーク・ウェバーの後任候補として挙げているが、ダニエル・リカルドはF1での将来は保証されていないと述べた。レッドブルの育成ドライバーであるダニエル・リカルドは、今年前半をトロ・ロッソの金曜ドライバーとして過ごしたあと、F1イギリスGPでHRTからF1デビューを果たした。
4レースを戦ったダニエル・リカルドは、まだポイント獲得はできていないが、すでに将来のレッドブルドライバー候補として注目されている。ヘルムート・マルコは最近、マーク・ウェバーが引退する時期がきたときには、ダニエル・リカルドが後任を務める「可能性は高い」と述べていた。だがダニエル・リカルドは、ヘルムート・マルコの発言によって調子に乗ることはないとし、F1での将来は保証されていないと述べた。「多くのドライバーにとって保証されていることなど何もない。特にF1を始めるときは、強く印象付けなければならない」とダニエル・リカルドはコメント。「僕が知る限り、来年の決定はなにも下されていない」「僕は今年、HRTできちんとした仕事をしなければならないし、そのあと来年がどうなるか見てみるつもりだ」「もちろん、僕にはレッドブルとの繋がりがあるけど、長期的に保証されているわけではない」ダニエル・リカルドは、ワールドシリーズ・バイ・ルノーにも参戦を続ける予定であり、今週末のシルバーストン、来月のポール・リカールでのレースに参加する予定となっている。ISRチームから参戦するダニエル・リカルドは、モンツァとモナコで優勝し、現時点で選手権6位につけている。