ランド・ノリスは、2026年F1第11戦ハンガリーGPでポールポジションから優勝を飾り、マクラーレンに今季初のグランプリ勝利をもたらした。スタート直後にチームメイトのオスカー・ピアストリに先行を許したものの、クリアエアで圧倒的なレースペースを発揮。ピアストリの周回遅れとの接触やギアボックストラブルも重なり、最終的にはマックス・フェルスタッペンに15秒以上の差をつけてトップチェッカーを受けた。
2位には不安定なマシンを抱えながら戦略をまとめたフェルスタッペン、3位には7番グリッドから追い上げたアンドレア・キミ・アントネッリが入った。ルイス・ハミルトンは一時3位を走行したが、ピットレーンでの速度違反による5秒加算ペナルティで5位に後退。アストンマーティンはアップデート版AMR26Bでランス・ストロールが13位、フェルナンド・アロンソが14位に入り、今季最も競争力のあるレースを見せた。ノリスがポール ピアストリは3番グリッドに浮上土曜日の予選ではノリスが1分17秒207を記録し、ハミルトンをわずか0.012秒差で退けてポールポジションを獲得した。シャルル・ルクレールが3番手、アントネッリが4番手に続いたが、予選後の審議によってスターティンググリッドは大きく変更された。ハミルトンはQ3終盤、アタックに入っていたピアストリを妨害したとして3グリッド降格。アントネッリも黄旗区間で十分に減速しなかったとして3グリッド降格を科された。これにより、決勝はノリス、ルクレール、ピアストリ、フェルスタッペン、ハミルトン、ジョージ・ラッセル、アントネッリの順でスタートすることになった。セルジオ・ペレスはセットアップ変更によってピットレーンスタートを選択した。決勝前の路面温度は約50度、気温は30度を超えた。ノリス、ピアストリ、フェルスタッペンはミディアムタイヤを選択。一方、フェラーリ勢は攻撃的なソフトタイヤを履いた。アロンソとストロール、ガブリエル・ボルトレト、カルロス・サインツJr.もソフトを選択した。ピレリはミディアム→ハード→ハードの2ストップを最速戦略と予想していたが、ハンガロリンクではコース上のポジションが重要であり、1ストップを視野に入れるチームも少なくなかった。ピアストリがターン2で首位奪取 ラッセルは最後尾近くまで後退スタートではノリスが好発進を決めて首位を維持した。ルクレールの加速が鈍り、ピアストリが2番手に浮上。フェルスタッペン、ハミルトン、ルクレールはターン1に3台並んで進入し、フェルスタッペンが3番手を確保した。ピアストリはターン2進入でノリスのイン側をうかがうと、立ち上がりでクロスラインを選択。リアを滑らせてアウト側に膨らんだノリスの内側に入り、首位を奪った。「何が起きたのか正直分からない。リアが何度も滑って、3回か4回は大きくスナップした。ダートに乗ってしまい、1周目はそこで終わった」とノリスは振り返った。一方、6番グリッドのラッセルはアンチストールが作動して加速できず、一時21番手まで後退した。無線で「何が起きた?」と尋ねたラッセルに対し、エンジニアは「アンチストールだ」と回答。タイトル争いでアントネッリを追うラッセルにとって、厳しいレースの始まりとなった。序盤の順位はピアストリ、ノリス、フェルスタッペン、ハミルトン、ルクレール、アントネッリ、アイザック・ハジャー、リアム・ローソン、アービッド・リンドブラッド、ニコ・ヒュルケンベルグとなった。ピアストリは一時ノリスとの差を1.7秒まで広げたが、その後はノリスが再び接近。マクラーレンの2台はフェルスタッペン以下を引き離しながら、1秒前後の間隔で周回を重ねた。ノリスは無線で「僕の方がずっと速い。でも、ダーティエアだ」と訴えた。ピアストリもタイヤの状態について「それほど良くない」と答えており、先頭を走りながらもペース面では余裕がなかった。フェルスタッペンがハミルトンを強襲3番手を走るフェルスタッペンは、序盤からマシンの挙動に不満を訴えた。「ダンピングが壊れている。間違いない」さらにシフトについても改善を求め、レッドブルのマシンは特にリアの安定性を欠いている様子だった。ハミルトンはソフトタイヤでフェルスタッペンに接近したが、ターン1とターン2で何度か仕掛けながらも抜き切れなかった。14周目、フェラーリはハミルトンを最初にピットへ呼び、ソフトからハードへ交換。ハミルトンはリンドブラッドの後方9番手でコースに復帰したが、ターン5のアウト側からルーキーをかわし、素早くポジションを取り戻した。レッドブルは15周目にフェルスタッペンをピットインさせた。ミディアムからハードへ交換し、ハミルトンの直後でコースに復帰する。タイヤが温まっていたハミルトンが一度は前に出たものの、フェルスタッペンは次の周のターン1でイン側に飛び込み、強引ながらも鮮やかなオーバーテイクを成功させた。「チャンスはあそこしかなかったから行った。すべてコントロールできていた」とフェルスタッペンは説明した。一方でフェルスタッペンは、ハミルトンのブレーキング時の動きについて「いいバトルだけど、あれは正しくない」と無線で不満を示した。Verstappen... from downtown! Max passes Lewis at Turn 1 #F1 #HungarianGP pic.twitter.com/CO10DyFUVv— Formula 1 (@F1) July 26, 2026 マクラーレンはピアストリを先にピットイン17周目、ピアストリとルクレールが同時にピットへ入り、ハードタイヤに交換。ピアストリはフェルスタッペンの前でコースに戻った。ノリスは18周目にピットインしたが、作業時間は3.2秒とやや遅れた。それでもピアストリの直後、フェルスタッペンの前で復帰し、マクラーレンは実質的なワンツーを維持した。未交換のアントネッリとハジャーが一時的に先頭に立った。ハジャーはレッドブルのチーム戦略に従い、マクラーレン勢を抑えてフェルスタッペンを先に通過させた。その後、ピアストリとノリスはハジャーを攻略し、再び隊列を整えた。アントネッリは22周目まで引っ張った後、23周目にハードへ交換。2.1秒の迅速なピット作業で6番手に復帰した。当初は1ストップも検討されていたが、タイヤの消耗を考慮し、実質的には2ストップを前提とした戦略に切り替えられた。24周目にピアストリが実質的な首位へ戻ると、ノリスは1秒以内につけてプレッシャーをかけ続けた。ピアストリはクリアエアを得ていたにもかかわらず、ノリスとの差を広げることができなかった。マクラーレン代表のアンドレア・ステラは「ランドが同じマシンに対して、何周にもわたってこれほど大...
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