2026年F1プレシーズンテスト初回最終日は、バーレーンで午前セッションが終了した。ジョージ・ラッセル(メルセデス)が最速タイムを記録する一方、キャデラックのバルテリ・ボッタスがストップして赤旗が提示されるなど、順調さと課題が交錯する展開となった。フェラーリは引き続き安定した周回を重ね、アストンマーティンやアルピーヌも空力データ収集に注力。開幕戦オーストラリアGPを目前に控え、各チームの仕上がりと信頼性の成熟度が徐々に見え始めている。
ラッセル最速で午前を締めくくるメルセデスのジョージ・ラッセルが1分33秒918で午前最速を記録。フェラーリのルイス・ハミルトンに約0.3秒差をつけ、マックス・フェルスタッペンは1秒以上遅れて3番手につけた。メルセデスは前日まで周回数で後れを取っていたが、この日は順調なロングランを消化した。キャデラックに再び赤旗 トラブル続くバルテリ・ボッタスがコース上でストップし、この日最初の赤旗が提示された。前日もセルジオ・ペレスが停止しており、デビューシーズンのキャデラックにとっては信頼性面で課題が続いている。ボッタスはその後コース復帰を果たしたが、走行距離は最少となった。アストンマーティンがリアウイング周辺を重点検証アストンマーティンはフロービズを用い、リアウイング周辺の空力データを集中的に収集。エンジンカバーの仕様違いも比較しており、ホンダ製パワーユニットとの冷却最適化を進めている。ランス・ストロールが走行を担当した。フェラーリは好調維持 ハミルトン2番手前日にシャルル・ルクレールが最速を記録したフェラーリは、この日も安定した走行を継続。ハミルトンが50周を走り2番手につけた。信頼性トラブルは見られず、順調なテストを続けている。メルセデスは巻き返しへ 周回数増加これまで最少周回数だったメルセデスは、ラッセルがロングスティントを敢行し周回を積み重ねた。アンドレア・キミ・アントネッリは前日までトラブルに見舞われ33周にとどまっており、午後の巻き返しが焦点となる。空力テストが本格化 フロービズとエアロレーキ多用多くのチームがフロービズ塗料やエアロレーキを装着し、空力データを徹底的に収集。新レギュレーション下ではアクティブエアロ導入によりストレート性能が向上する一方、コーナーでのダウンフォース減少が課題となっている。グリップ不足が露呈 ロックアップ続出オスカー・ピアストリが最終コーナーでロックアップを喫するなど、路面グリップ不足が話題に。強風で砂が舞うサクヒールでは、走行を重ねるごとにラバーが乗りコンディションが改善していく。開幕まで短期決戦 アップグレード戦争へテスト後はわずかな分析期間を経てオーストラリア開幕戦へ。すでに複数チームがアップグレード投入を示唆しており、今季は序盤から開発競争が激化する見通しだ。2026年第1回F1バーレーンテスト 3日目午前 結果・タイムシート順位NoドライバーチームタイムGAPLAP163ジョージ・ラッセルメルセデス1分33秒918 78244ルイス・ハミルトンフェラーリ1分34秒2090.2916933マックス・フェルスタッペンレッドブル1分35秒3411.42361487オリバー・ベアマンハース1分35秒9722.0547051オスカー・ピアストリマクラーレン1分36秒3902.47273643フランコ・コラピントアルピーヌ1分36秒8742.95664730カルロス・サインツJr.ウィリアムズ1分37秒1863.26868830リアム・ローソンレーシングブルズ1分37秒2383.32084998ガブリエル・ボルトレトアウディ1分37秒5363.618601018ランス・ストロールアストンマーティン1分38秒4234.505541177バルテリ・ボッタスキャデラック1分87秒7724.85437