2024年のF1世界選手権 第7戦 エミリア・ロマーニャGPの予選が5月17日(土)にイモラ・サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)がポールポジションを獲得した。FP3までタイムシートのトップに立つことがなかったフェルスタッペンだったが、予選では見事な巻き返し。Q1、Q2をトップで通過すると、Q3では1分14秒746をマークして、今季開幕から7戦連続となるポールポジションを獲得。通算39回目。
フェルスタッペンは、昨年の最終戦から数えると8戦連続であり、故アイルトン・セナの連続最多ポールポジション記録に没後30年となるイモラで並んだ。2番手には0.074秒差でオスカー・ピアストリ、そして、3番手に0.091秒差でランド・ノリスとマクラーレンの2台が僅差で続いた。ノリスがマイアミ、ピアストリが今大会から搭載しているアップグレードは間違いなくレッドブルに近づいている。気温24度、路面温度43度のドライコンディションでスタートした予選。Q1ではフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、Q2ではセルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)と、FP3でクラッシュを喫した2台がノックアウトという結果となった。4番手にはシャルル・ルクレール、5番手にはカルロス・サインツとスクーデリア・フェラーリの2台。今大会に大規模なアップグレードパッケージを投入し、Q2をミディアムタイヤで通過してティフォシの前でポールを目指したが、フェルスタッペンだけでなく、マクラーレン勢にも先行を許す結果となった。6番手はジョージ・ラッセル(メルセデス)、チームメイトのルイス・ハミルトンが8番手。アップグレードに手応えを感じていたメルセデス勢だったが、フェラーリとマクラーレンに戦いを挑むまでにはいかなかった。そして、メルセデス勢に割って入ったのが角田裕毅(RB)。Q1を4番手、Q2では1回目のアタックで2番手タイムをマークして、最終的に3番手に落ちたものの、新品タイヤを2セット残して今季5回目となるQ3進出。最終セグメントではそれまでのインパクトは残せなかったが、メルセデスの1台を喰い、今季自己ベストとなる7番グリッドを獲得した。RBはダニエル・リカルドもQ3に進出して9番手と2台揃ってトップ10入り。今大会ではQ2までに姿を消したアストンマーティンを上回った。10番手にはニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)が入り、今週末も予選巧者ぶりを発揮した。一方でケビン・マグヌッセンは18番手に沈んだ。トップ10圏外では、アルピーヌが2台揃ってQ2に進出。アレクサンダー・アルボンが割って入ったが、チームとしてザウバーとウィリアムズとの後方争いから一歩抜け出した印象だ。 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿 2024年 F1エミリア・ロマーニャGP 予選 順位・ラップタイム 順位NoドライバーチームQ1Q2Q3 11マックス・フェルスタッペンレッドブル1分15秒7621分15秒1761分14秒746 281オスカー・ピアストリマクラーレン1分15秒9401分15秒4071分14秒820 34ランド・ノリスマクラーレン1分15秒9151分15秒3711分14秒837 416シャルル・ルクレールフェラーリ1分15秒8231分15秒3281分14秒970 555カルロス・サインツフェラーリ1分16秒0151分15秒5121分15秒233 663ジョージ・ラッセルメルセデス1分16秒1071分15秒6711分15秒234 722角田裕毅RB1分15秒8941分15秒3581分15秒465 844ルイス・ハミルトンメルセデス1分16秒6041分15秒6771分15秒504 93ダニエル・リカルドRB1分16秒0601分15秒6911分15秒674 1027ニコ・ヒュルケンベルグハース1分15秒8411分15秒5691分15秒900 1111セルジオ・ペレスレッドブル1分16秒4041分15秒706 1231エステバン・オコンアルピーヌ1分16秒3611分15秒906 1318ランス・ストロールアストンマーティン1分16秒4581分15秒992 1423アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分16秒5241分16秒200 1510ピエール・ガスリーアルピーヌ1分16秒0151分16秒381 1677バルテリ・ボッタスザウバー1分16秒626 1724周冠宇ザウバー1分16秒834 1820ケビン・マグヌッセンハース1分16秒854 1914フェルナンド・アロンソアストンマーティン1分16秒917 202ローガン・サージェントウィリアムズNo Time