2024年のF1世界選手権 第5戦 中国GPのスプリント予選が4月19日(金)に上海インターナショナル・サーキットで行われ、ランド・ノリス(マクラーレン)がポールポジションを獲得した。角田裕毅(RB)はSQ1で敗退して19番手だった。雨で難しいコンディションとなったSQ3でノリスは1分57秒940をマーク。昨年のサンパウロGPに続き、ポールポジションを獲得。2番手にルイス・ハミルトン(メルセデス)、3番手にフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が続いた。
今季初のスプリント予選が実施された中国GP。金曜日の60分間のフリープラクティスの後、土曜日午前のスプリントのグリッドを決めるスプリント予選を実施するようスケジュールが変更された。ドライではSQ1とSQ2では新品ミディアム、SQ3では新品・中古のソフトの使用が義務付けられるスプリント予選。しかし、SQ2の終盤に雨が降り出してウェットコンディションとなり、SQ3はインターミディエイトで行われた。昨年の調整で、表面のアスファルトがまるで塗装をしたかのように調整された路面は雨でグリップが発生せず、シャルル・ルクレール(フェラーリ)やマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がコースアウトを喫するなど、難しいコンディションとなったSQ3。一時はノリスとフェルスタッペンのベストタイムがトラックリミット違反と判断されて抹消されたが、その後、両者ともに復活するという運用上のハプニング。ノリスのポールポジションが確定した。フェルスタッペンはコースアウトもあり4番手。チームメイトのセルジオ・ペレスは6番手とスプリントにむけては劣勢に立たされたが、19周のレースでどこまで挽回するか興味深い。ライバルのフェラーリは、カルロス・サインツJr.が5番手、シャルル・ルクレールが7番手とレッドブル勢をサンドイッチ。オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、バルテリ・ボッタス(ザウバー)、そして、母国グランプリの周冠宇(ザウバー)がトップ10入りした。スプリントでは上位8名(8-7-6-5-4-3-2-1)までポイントが付与される。角田裕毅(RB)は、ミディアムでの初走行となったSQ1で19番手となりノックアウト。「グリップ力はゼロだった」と無線で不満を漏らした。チームメイトのダニエル・リカルドはSQ2で14番手タイムでノックアウトとなった。F1中国GPスプリントは、明日20日(土)の日本時間12時からフォーメーションラップが行われる。2024年 F1中国GP スプリント予選 結果・ラップタイム 順位NoドライバーチームSQ1SQ2SQ3 14ランド・ノリスマクラーレン1分36秒3841分36秒0471分57秒940 244ルイス・ハミルトンメルセデス1分37秒1811分36秒2871分59秒201 314フェルナンド・アロンソアストンマーティン1分36秒8831分36秒1191分59秒915 41マックス・フェルスタッペンレッドブル1分36秒4561分35秒6062分00秒028 555カルロス・サインツフェラーリ1分36秒7191分36秒0522分00秒214 611セルジオ・ペレスレッドブル1分36秒1101分35秒7812分00秒375 716シャルル・ルクレールフェラーリ1分36秒5371分35秒7112分00秒566 881オスカー・ピアストリマクラーレン1分36秒5421分35秒8532分00秒990 977バルテリ・ボッタスザウバー1分37秒1121分36秒0562分01秒044 1024周冠宇ザウバー1分37秒5441分36秒3072分03秒537 1163ジョージ・ラッセルメルセデス1分37秒3101分36秒345  1220ケビン・マグヌッセンハース1分37秒0331分36秒473  1327ニコ・ヒュルケンベルグハース1分36秒9241分36秒478  143ダニエル・リカルドRB1分37秒3211分36秒553  1518ランス・ストロールアストンマーティン1分36秒9611分36秒677  1610ピエール・ガスリーアルピーヌ1分37秒632   1731エステバン・オコンアルピーヌ1分37秒720   1823アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分37秒812   1922角田裕毅RB1分37秒892   202ローガン・サージェントウィリアムズ1分37秒923  
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