2022年F1アメリカGPのフリー走行2回目が現地時間10月28日(金)にエルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がトップタイムをマークした。フリー走行2回目は、ピレリの2023年のスリックタイヤのプロトタイプをテストするセッションとして実施された。セッション時間は90分に延長され、基本的に全チームがピレリが設定した走行プランに従い、セットップ変更などは許可されない。
ただし、フリー走行1回目にヤングドライバーに車を譲ったジョージ・ラッセル(メルセデス)、角田裕毅(アルファタウリ)、エステバン・オコン(アルピーヌ)、ケビン・マグヌッセン(ハース)の4台は最初の45分に限って、現行タイヤで独自のプログラムを実施することが許可された。気温は25度、路面温度は39度とやや下がったなかでセッションはスタート。30分が経過したところで、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がターン8でコントロールを失ってスピンし、バリアに後ろからクラッシュ。ギアボックス損傷が疑われるくらいのダメージを負った。これでしばらくセッションは赤旗中断となった。軟らかい実用的なタイヤだったためか、26周のノルマをこなしただけの前戦F1アメリカGPとは異なり、多くのドライバーがプロトライプタイヤで精力的に走行を重ねた。終了間際には周冠宇(アルファロメオ)がマシントラブルでストップし、FP1に続き、赤旗のままセッションは終了となった。トップタイムのジョージ・ラッセル(メルセデス)、2番手の角田裕毅(アルファタウリ)、3番手のエステバン・オコン(アルピーヌ)は、最初の45分にソフトタイヤでマークしたタイム。4番手にルイス・ハミルトン(メルセデス)、4番手にセルジオ・ペレス(レッドブル)、6番手にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、7番手にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、8番手にカルロス・サインツJr.(フェラーリ)と、タイヤテストではあるものの、3強チームがしっかりと上位につけた。F1メキシコGP2日目は、フリー走行3回目が10月30日(日)の2時(現地時間29日12時)、予選が5時(現地時間15時)から行われる。2022年 F1メキシコGP フリー走行2回目 結果・タイム 順位Noドライバーチームタイムギャップ周回163ジョージ・ラッセルメルセデス1分19秒970 32222角田裕毅アルファタウリ1分20秒7980.82830331エステバン・オコンアルピーヌ1分21秒1771.20731444ルイス・ハミルトンメルセデス1分21秒5091.53932511セルジオ・ペレスレッドブル1分21秒5791.60934633マックス・フェルスタッペンレッドブル1分21秒5881.61834716シャルル・ルクレールフェラーリ1分21秒6181.64813855カルロス・サインツJr.フェラーリ1分21秒6931.72334977バルテリ・ボッタスアルファロメオ1分21秒9932.023361040ピエール・ガスリーアルファタウリ1分22秒1042.13436113フェルナンド・アロンソアルピーヌ1分22秒3372.36731125セバスチャン・ベッテルアストンマーティン1分22秒3712.401321323アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分22秒4472.47724144ランド・ノリスマクラーレン1分22秒7382.76831153ダニエル・リカルドマクラーレン1分22秒7632.793271647ミック・シューマッハハース1分22秒8402.870231718ランス・ストロールアストンマーティン1分22秒8792.909311820ケビン・マグヌッセンハース1分23秒3163.34621196ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分23秒3203.350342024周冠宇アルファロメオ1分23秒3693.39934