2022年F1第9戦カナダグランプリのフリー走行2回目がモントロオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットに現地時間6月17日(金)に行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が初日の最速タイムをマークした。セッション中に豪雨の予報もあったカナダグランプリのフリー走行2回目だが、なんとか雨に見舞われずにセッションは進行。気温25度、路面温度34度で現地時間17時から60分間のセッションはスタートした。
他のグランプリと同様にスタートは硬い方のタイヤで確認走行を行った後、ショートランでタイムを出し、その後は各チームごとに異なるタイヤでロングランという進行。日曜日はドライになると考えられており、終了10分前に雨が予報されたことで、早め早めにロングランのプログラムが進められた。セッション序盤にコース内に空き缶が転がっていることでバーチャルセーフティカーが導入されるというアクシンデントがあったが、それ以外はインシデントはなくスムーズにセッションは進行。ただし、バルテリ・ボッタス(アルファロメオF1)は電気系のトラブルによってタイムを出せないという不運。金曜日に走れないという傾向は続いている。最終的に雨は降らずに終了したフリー走行2回目では、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが1分14秒127で初日の最速タイムをマーク。午前中のリアロールバーやパワーユニットのクリッピング(デプロイ切れ)の問題は解消されたようだ。チームメイトのセルジオ・ペレスは11番手となっているが、ロングランでは同等のタイムを出しており、異なるプログラムを進めていたと推定できる。2番手には0,081秒差でスクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレール。3番手のカルロス・サインツJr.とともにタイムシートではマックス・フェルスタッペンにトップの座を譲ったものの、ショートランでもロングランでも安定したパフォーマンスを示していた。ルクレールはこのセッションでソフトタイヤしか使用しなかった。4番手はセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)、5番手にはフェルナンド・アロンソ(アルピーヌF1チーム)と経験豊富な元F1ワールドチャンピオンに、ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ)が6番手に続いた。7番手はジョージ・ラッセル(メルセデスF1)。チームメイトのルイス・ハミルトンは13番手。8番手にはランド・ノリス、9番手にはダニエル・リカルドとマクラーレン勢が続いており、10番手のエステバン・オコン(アルピーヌF1チーム)を含め、ミッドフィールドは再び混戦の様相を呈している。角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)は17番手。PU交換によって最後尾スタートが決定しているため、予選タイムではなく、決勝用のセットアップを煮詰めていたと推定できる。F1カナダGP フリー走行3回目は、日本時間6月19日(日)の2時(現地時間18日13時)から行われる。2022年 F1カナダグランプリ フリー走行2回目 結果・タイム 順位NoドライバーチームタイムGAPLAPS133マックス・フェルスタッペンレッドブル1分14秒127 33216シャルル・ルクレールフェラーリ1分14秒2080.08132355カルロス・サインツフェラーリ1分14秒3520.2253245セバスチャン・ベッテルアストンマーティン1分14秒4420.3153553フェルナンド・アロンソアルピーヌ1分14秒5430.41624610ピエール・ガスリーアルファタウリ1分14秒8790.75234763ジョージ・ラッセルメルセデス1分14秒9710.8443184ランド・ノリスマクラーレン1分14秒9870.8603093ダニエル・リカルドマクラーレン1分15秒0330.906311031エステバン・オコンアルピーヌ1分15秒1190.992321111セルジオ・ペレスレッドブル1分15秒1671.040291218ランス・ストロールアストンマーティン1分15秒3961.269341344ルイス・ハミルトンメルセデス1分15秒4211.294251420ケビン・マグヌッセンハース1分15秒4991.372341547ミック・シューマッハハース1分15秒5161.389351624周冠宇アルファロメオ1分15秒5261.399311722角田裕毅アルファタウリ1分15秒5671.440371823アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分16秒1712.04430196ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分16秒5092.382272077バルテリ・ボッタスアルファロメオNo Time 3
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