2022年F1第2戦サウジアラビアグランプリの予選が3月26日(土)にジェッダ・コーニッシュ・サーキットで行われ、レッドブル・レーシングのセルジオ・ペレスが自身初ポールポジションを獲得した。サウジアラビアグランプリの予選は波乱の展開。7回のF1ワールドチャンピオンのルイス・ハミルトン(メルセデス)がQ1でノックアウト。Q2ではミック・シューマッハ(ハースF1チーム)が大クラッシュを喫して長時間にわたって赤旗中断となった。
Q3でもサプライズが待っていた。ポールポジションを獲得したのはレッドブル・レーシングのセルジオ・ペレス。フェラーリがチームメイト同士でポール争いを終えたかに思えた数秒後、シャルル・ルクレールを0.025秒上回る1分28秒200を叩き出し、自身初となるポールポジションを獲得。216戦での獲得はF1史上最長。また、メキシコ人としても初のポールポジションとなる。2番手にはシャルル・ルクレール。3番手にはカルロス・サインツとスクーデリア・フェラーリの2台が続いた。この週末、予選Q2までのすべてのセッションでタイムシートのトップに立っていたフェラーリ。Q3の最初のアタックではカルロス・サインツが暫定ポールに立ち、2回目のアタックでルクレールが上回るなど、チームメイト同士で戦っているかのように見えたが、今週末はノーマークと言っても過言ではなかったセルジオ・ペレスに最後の最後で抜かれることとなった。現役F1ワールドチャンピオンのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は4番手。久々にチームメイトに予選で敗北を喫した。ベスト・オブ・ザ・レストの5番手にはアルピーヌF1のエステバン・オコン。チームメイトのフェルナンド・アロンソも7番手。アルピーヌF1に2台には挟まれる6番手はメルセデスF1のジョージ・ラッセル。メルセデスPU勢としては唯一のQ3進出。昨年チャンピオンを争ったルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンはどちらもチームメイトに敗れることにあった。8番手はバルテリ・ボッタス(アルファロメオF1チーム)が入り、Q3連続到達を103戦に伸ばした。9番手はピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ)、初日にほとんど走れなかったケビン・マグヌッセン(ハースF1チーム)が10番手に入った。マクラーレンは2戦連続で2台揃ってQ2で敗退。角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)は、燃料システム系の問題でタイムを出せずにセッションを終えた。F1サウジアラビアグランプリの決勝は、3月27日(日)の26時(現地時間20時)からフォーメーションラップが行われる。2022年 F1 サウジアラビアグランプリ 予選 結果・タイム 順位NoドライバーチームQ1Q2Q3 111セルジオ・ペレスレッドブル1分29秒7051分28秒9241分28秒200 216シャルル・ルクレールフェラーリ1分29秒0391分28秒7801分28秒225 355カルロス・サインツフェラーリ1分28秒8551分28秒6861分28秒402 433マックス・フェルスタッペンレッドブル1分28秒9281分28秒9451分28秒461 531エステバン・オコンアルピーヌ1分30秒0931分29秒5841分29秒068 663ジョージ・ラッセルメルセデス1分29秒6801分29秒6181分29秒104 73フェルナンド・アロンソアルピーヌ1分29秒9781分29秒2951分29秒147 877バルテリ・ボッタスアルファロメオ1分29秒6831分29秒4041分29秒183 910ピエール・ガスリーアルファタウリ1分29秒8751分29秒4181分29秒254 1020ケビン・マグヌッセンハース1分29秒8311分29秒5461分29秒588 114ランド・ノリスマクラーレン1分29秒9571分29秒651  123ダニエル・リカルドマクラーレン1分30秒0091分29秒773  1324周冠宇アルファロメオ1分29秒9781分29秒819  1447ミック・シューマッハハース1分30秒1671分29秒920  1518ランス・ストロールアストンマーティン1分30秒2561分31秒009  1644ルイス・ハミルトンメルセデス1分30秒343   1723アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分30秒492   1827ニコ・ヒュルケンベルグアストンマーティン1分30秒543   196ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分31秒817   2022角田裕毅アルファタウリNo Time  
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