2021年 F1世界選手権 第8戦 F1シュタイアーマルクGPのフリー走行3回目が6月26日(土)にオーストリアのレッドブル・リンクで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイムを記録した。雨の心配もあったシュピールベルクだが、土曜日の天候は晴れ。気温25度、路面温度は42度で60分間のFP3セッションはスタート。
今年は、初日のセッション時間が60分ずつに短縮するために各チームがデータ取りのためにセッション開始時から多くの走行を行っているが、土曜フリー走行では、確認作業と仕上げがメインとなるため、信号が変わるのをピットレーンで待つマシンはいない。序盤はハースとアルピーヌがコースに出ている以外は静かだったが、15分を過ぎたあたりからコースは混在。上位チームではバルテリ・ボッタス(メルセデス)が20分が経過するあたりでソフトタイヤでコースイン。ショートランでタイムを出した後、ロングランに移行。ターン10ではルイス・ハミルトンや角田裕毅といったドライバーがトラックリミットを超過してタイム抹消。予選と決勝に向けての見極めとの意味合いもあるはずだ。その後は各チーム、タイヤやスティントの長さなど独自のプログラムを進めた。2021年F1シュタイアーマルクGP フリー走行3回目のトップタイムを記録したのはルイス・ハミルトン。終盤のショートラップで中盤よりもロングストレートのあるセクター1で0.3秒以上を改善しており、エンジンパワーを上げてきたのが分かる。チームメイトのバルテリ・ボッタスは3番手だが、ハミルトンからは0.463秒の差がついた。2番手タイムは0.204秒差でマックス・フェルスタッペン。30分が経過した頃にようやくコースインしたフェルスタッペンは、ソフトタイヤでいきなりタイムシートのトップに立つ好走をみせており、セットアップの方向性は間違っていないようだ。レッドブル・ホンダはダウンフォースを削り気味、メルセデスはダウンフォースをつけた空力構成を走らせている。VER (S1:16.434 / S2:28.596 / S3:19.543)HAM (S1:16.273 / S2:28.543 / S3:19.553)ホンダF1エンジン勢は好調。セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)が4番手タイム、角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)が5番手タイム、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)が6番手タイムと全4台がトップ6入り。前日のFP2を欠場したガスリーはMGU-Kを交換しているが、問題なく走行を終えた。トラックリミットによってタイムが読みにくかったセッション。ランド・ノリス(マクラーレン)が19番手にいるのはそのためだ。タイム抹消がなければ5番手のタイムを記録していた。2021年 F1シュタイアーマルクGP 予選は、この後22時(現地時間15時)から行われる。2021年 第8戦 F1 シュタイアーマルクGP フリー走行3回目 結果・タイム 順位NoドライバーチームベストタイムGAP周回144ルイス・ハミルトンメルセデス1分04秒369 19233マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダ1分04秒5730.20416377バルテリ・ボッタスメルセデス1分04秒8320.46325411セルジオ・ペレスレッドブル・ホンダ1分05秒0260.65721526角田裕毅アルファタウリ・ホンダ1分05秒1500.78123610ピエール・ガスリーアルファタウリ・ホンダ1分05秒2980.92922716シャルル・ルクレールフェラーリ1分05秒3400.97121814フェルナンド・アロンソアルピーヌ1分05秒4001.03124918ランス・ストロールアストンマーティン1分05秒4451.07618105セバスチャン・ベッテルアストンマーティン1分05秒3941.123201199アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1分05秒5561.187241231エステバン・オコンアルピーヌ1分05秒6761.307221355カルロス・サインツフェラーリ1分05秒6981.329221463ジョージ・ラッセルウィリアムズ1分05秒8631.49423157キミ・ライコネンアルファロメオ1分05秒9421.573251647ミック・シューマッハハース1分05秒9921.62324173ダニエル・リカルドマクラーレン1分06秒1161.74720186ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分06秒1191.75022194ランド・ノリスマクラーレン1分06秒6542.28519209ニキータ・マゼピンハース1分06秒6922.32322
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