2020年のF1世界選手権 第15戦 F1バーレーンGPのフリー走行2回目が11月27日(金)にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイムを記録した。トワイライトレースとして行われるF1バーレーンGPは、フリー走行2回目の時間帯が予選・決勝に近い時間帯となるため、フリー走行1回目や土曜日のフリー走行3回目よりも重要なセッションとなる。
今大会では金曜日の2回のセッションでピレリの2021年型のC3タイヤのテストが行われており、各チームは最低でも6回のタイムドラップが義務付けられているが、ほぼ全ドライバーがフリー走行2回目でも6周以上の走行を行うなど、来季にむけて真剣にテストを実施した。45分が経過した時点でレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが1分29秒318を記録。しかし、その直後にチームメイトのアレクサンダー・アルボンが最終コーナーでクラッシュ。セッションは赤旗中断となる。10分程度の中断の後、セッションは再開となるが、その直後にコースに犬が迷い込んでしまい再び赤旗中断となるアクシデントがあった。フリー走行2回目のトップタイムを記録したのはメルセデスのルイス・ハミルトン。前半はピレリのプロトタイプタイヤで18周を走行するなど来季に向けたテストを入念に行っていたハミルトンは、後半にソフトタイヤに履き替えてアタック。トラフィックによって1回目のタイムドラップは見送ったため、タイヤのピークではなかったものの、1分28秒971と唯一の1分28秒台をマークして初日のトップに立った。2番手タイムはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。タイム差は0.347秒だが、フェルスタッペンはミディアムタイヤで記録したタイムとなっている。3番手はバルテリ・ボッタス(メルセデス)、4番手はセルジオ・ペレス(レーシング・ポイント)、5番手はダニエル・リカルド(ルノー)。アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが6番手。チームメイトのダニール・クビアトが9番手に入り、アレクサンダー・アルボンはクラッシュを喫して前半でセッションを終えざるを得なかったが、ホンダF1エンジン勢の全4台がトップ10入りした。前戦F1トルコGPで好調だったフェラーリは、セバスチャン・ベッテルが12番手、シャルル・ルクレールが14番手と厳しい初日となった。F1バーレーンGP フリー走行3回目は明日27日(土)の20時(現地時間14時)から行われる。2020年 第15戦 F1バーレーンGP フリー走行2回目 結果・タイム 順位NoドライバーチームベストタイムGAP周回144ルイス・ハミルトンメルセデス1分28秒971 28233マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダ1分29秒3180.34734377バルテリ・ボッタスメルセデス1分29秒3360.36530411セルジオ・ペレスレーシングポイント1分29秒403.04323253ダニエル・リカルドルノー1分29秒4620.49127610ピエール・ガスリーアルファタウリ・ホンダ1分29秒5510.5803674ランド・ノリスマクラーレン1分29秒8410.87030818ランス・ストロールレーシングポイント1分29秒8710.90032926ダニール・クビアトアルファタウリ・ホンダ1分29秒9001.043341023アレクサンダー・アルボンレッドブル・ホンダ1分30秒0141.114171131エステバン・オコンルノー1分30秒0851.13930125セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分30秒1101.300351355カルロス・サインツマクラーレン1分30秒2711.436331416シャルル・ルクレールフェラーリ1分30秒4071.656301599アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1分30秒6271.878331620ケビン・マグヌッセンハース1分30秒8491.95727177キミ・ライコネンアルファロメオ1分30秒9282.00234186ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分30秒9732.14832198ロマン・グロージャンハース1分31秒1192.665282040ジョージ・ラッセルウィリアムズ1分31秒636 29