2020年のF1世界選手権 第6戦 F1スペインGPのフリー走行3回目が8月15日(土)にバルセロナのカタルニア・サーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイムを記録した。新型コロナウイルスの影響によってカレンダーに大幅に改訂された2020年のF1世界選手権。通常ヨーロッパラウンドの緒戦として5月に開催されているF1スペインGPだが、今年は夏の8月に開催。非常に暑いコンディションのなかでのグランプリとなっている。
初日はメルセデス勢がショートランで圧倒的な速さを見せ、FP1ではバルテリ・ボッタス、FP2ではルイス・ハミルトンがトップタイムを記録。3番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)に対して約1秒の差をつけた。土曜日の天候も晴れ。気温は30℃、路面温度は44℃と引き続き暑いコンディションとなっている。決勝は上位勢はソフトとミディアムの2ストップが主流になると考えられているが、中団グループでは1ストップ戦略も考えられ、各マシンが予選を見据えつつも、決勝での戦略を考慮に入れてショートランとロングランでのマシンの最終仕上げを進めていく。30分が経過した時点でタイムシートのトップはメルセデスのバルテリ・ボッタス。2番手には0.106秒差でルイス・ハミルトン、3番手には0.189秒差でマックス・フェルスタッペンが続いている。終了間際、エステバン・オコン(ルノー)がターン3の立ち上がりでクラッシュ。ケビン・マグヌッセン(ハース)と絡むかたちでのクラッシュで審議対象となっている。エコンのマシンはフロント部分を大きく損傷しており、予選までの2時間で修復できるかが重要となる。フリー走行3回目のトップタイムはルイス・ハミルトンの1分17秒222。2番手には0.151秒差でチームメイトのバルテリ・ボッタスが続いた。3番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は0.515秒差。今回の予選もメルセデスの2台によるポールポジション争いになるだろう。4番手はマクラーレンのカルロス・サインツ。3番手のフェルスタッペンとの差は0.309秒。その後ろにはセルジオ・ペレス(レーシング・ポイント)が0.050秒差で続いており、激しい2列目争いが予想される。6番手はフェラーリのシャルル・ルクレール。セバスチャン・ベッテルはチームメイトから0.514秒差の12番手と大きな差がついた。レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンもチームメイトとの差は0.513秒差。マシン自体の癖が強い2台。それに対応できているかどうかがこのタイム差になっているのかもしれない。好調のアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーはアレクサンダー・アルボンを0.160秒上回る7番手タイムを記録。前戦70周年記念GPでは予選もアルボンを上回ったが、決勝ではアルボンを意識しすぎた戦略で失敗に終わっており、今回も2台のバトルが期待できる。チームメイトのダニール・クビアトは16番手と苦戦している。F1スペインGPの予選はこの後22時(現地時間15時)から行われる。2020年 第6戦 F1スペインGP フリー走行3回目 結果・タイム 順位NoドライバーチームベストタイムGAP周回144ルイス・ハミルトンメルセデス1分17秒222 12277バルテリ・ボッタスメルセデス1分17秒3730.15113333マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダ1分17秒7370.51510455カルロス・サインツマクラーレン1分18秒0460.82418511セルジオ・ペレスレーシングポイント1分18秒0960.87416616シャルル・ルクレールフェラーリ1分18秒1930.97115710ピエール・ガスリーアルファタウリ・ホンダ1分18秒2110.98913818ランス・ストロールレーシングポイント1分18秒3091.08716923アレクサンダー・アルボンレッドブル・ホンダ1分18秒3711.14913103ダニエル・リカルドルノー1分18秒3841.162121131エステバン・オコンルノー1分18秒6021.38018125セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分18秒7071.48515138ロマン・グロージャンハース1分18秒7101.48814147キミ・ライコネンアルファロメオ1分18秒7211.49911154ランド・ノリスマクラーレン1分18秒8031.581231626ダニール・クビアトアルファタウリ・ホンダ1分18秒8521.630151720ケビン・マグヌッセンハース1分18秒9401.718151899アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1分19秒1751.953131963ジョージ・ラッセルウィリアムズ1分19秒2972.07516206ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分19秒7642.54216
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