2018年のF1世界選手権 第8戦 フランスGPの予選が6月23日(土)にポール・リカール・サーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がポールポジションを獲得。バルテリ・ボッタスも2番手に続き、メルセデスがフロントローを独占した。トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーはQ2で敗退して14番手、ブレンドン・ハートレーはQ1で敗退して17番手だった。
長い歴史を持つフランスGPが10年ぶりにカレンダーに復活。1991年以降のフランスGPはマニクール・サーキットで開催されていたが、今年はさらにそれ以前にレースが開催されていたポール・リカール・サーキットで行われる。過去にピレリのタイヤテストなどで使用されていたものの、F1グランプリの開催は28年ぶりとなる。ピレリは、F1フランスGPにソフト(黄)、スーパーソフト(赤)、ウルトラソフト(紫)の3種類のコンパウンドを持ち込んでいる。ポール・リカールの路面は粗く、タイヤの耐久性が重要な要因にもなりえるグランプリとなる。初日には新スペックのパワーユニット“フェーズ2.1”を投入したメルセデスのルイス・ハミルトンが両方のセッションでトップタイムを記録。だが、土曜日のフリー走行3回目は雨に見舞われて、各チーム、予選にむけたセッティングを仕上げられないままの予選となった。現地時間16時の予選開始時刻には路面は乾き、気温22.6℃、路面温度30.2℃のドライコンディションでセッションはスタートした。降水確率は60%。Q1終了直後に小雨が降ったが、ドライコンディションのままでセッションは進行した。ポールポジションを獲得したのはメルセデスのルイス・ハミルトン。F1スペインGP以来となる今シーズン3度目のポール獲得。2番手にもバルテリ・ボッタスが続き、メルセデスが今季2度目となるフロントロー独占となった。2列目にはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3列目にはダニエル・リカルド(レッドブル)とキミ・ライコネン(フェラーリ)と、赤と青のマシンが入り乱れるカタチとなった。7番手はカルロス・サインツ(ルノー)、そしてシャルル・ルクレールがザウバーのマシンでQ3進出を果たす大金星。8番グリッドを獲得した。5列目にはケビン・マグヌッセンとロマン・グロージャンとハースの2台が続く。ロマン・グロージャンは予選Q3の最初のアタックでクラッシュ。セッションは一時赤旗中断となったが、グロージャンに怪我はなかった。トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーはQ2で敗退して14番手、ブレンドン・ハートレーはQ1で敗退して17番手だった。ブレンドン・ハートレーはパワーユニット交換によるペナルティで最後列からスタートする。マクラーレンの2台は2台揃ってQ1敗退と厳しい週末となっている。F1フランスGP 決勝は6月24日(日)の23時1分(現地時間16時10分)から行われる。2018年 第8戦 F1フランスGP 予選 結果順位NoドライバーチームQ1Q2Q3144ルイス・ハミルトンメルセデス1分31秒2711分30秒6451分30秒029277バルテリ・ボッタスメルセデス1分31秒7761分30秒8181分30秒14735セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分31秒8201分31秒2271分30秒400433マックス・フェルスタッペンレッドブル1分31秒5311分30秒7511分30秒70553ダニエル・リカルドレッドブル1分31秒9101分31秒4721分30秒89566キミ・ライコネンフェラーリ1分31秒5671分30秒7721分31秒057755カルロス・サインツルノー1分32秒3941分32秒0161分32秒126816シャルル・ルクレールザウバー1分32秒5381分32秒0551分32秒635920ケビン・マグヌッセンハース1分32秒1691分31秒5381分32秒930108ロマン・グロージャンハース1分32秒0831分31秒510 1131エステバン・オコンフォース・インディア1分32秒7861分32秒075 1227ニコ・ヒュルケンベルグルノー1分32秒9491分32秒115 1311セルジオ・ペレスフォース・インディア1分32秒6921分32秒454 1410ピエール・ガスリートロロッソ・ホンダ1分32秒4471分32秒820 159マーカス・エリクソンザウバー1分32秒804  1614フェルナンド・アロンソマクラーレン1分32秒976  1728ブレンドン・ハートレートロロッソ・ホンダ1分33秒025  182ストフェル・バンドーンマクラーレン1分33秒162  1935セルゲイ・シロトキンウィリアムズ1分33秒636  2018ランス・ストロールウィリアムズ1分33秒729  【Q1】18分間のQ1。ランス・ストロール、続いてセルゲイ・シロトキンとウィイアム勢を先頭にらコースイン。全ドライバーがウルトラソフト(紫)を装着してアタックを開始した。Q1をトップで通過したのはメルセデスのルイス・ハミルトンで1分31秒271をマーク。2番手には0.260秒差でマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手には0.296秒差でキミ・ライコネン(フェラーリ)が続いた。ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)は10番手でQ1を突破。ザウバーは2台揃ってQ1突破。マーカス・エリクソンは今季初のQ2進出となった。Q1でノックアウトとなったのは、マクラーレンの2台、ウィリアムズの2台、そして、トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーの5台。【Q2】Q1の終了間際にコース上に雨が。15分間のQ2は開始前からレッドブル勢を先頭に各マシンがピットレーンに並んだ。メルセデスとレッドブルはスーパーソフト(赤)でタイムアタックを開始した。雨は強くならず、ドライコンディションのままでセッションは進行。トップ通過はメルセデスのルイス・ハミルトン。スーパーソフトで1分30秒645を記録した。2番手には0.106秒差でセバスチャン・ベッテル、3番手には0.127秒差でキミ・ライコネンとフェラーリ勢が続いた。4番手で通過したマックス・フェルスタッペンもスーパーソフトでタイムを記録している。また、シャルル・ルクレール(ザウバー)が自身初のQ3進出を果たした。Q2でノックアウトとなったのはフォース・インディアの2台、ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、マーカス・エリクソン(ザウバー)、そして、トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーの5台。【Q3】12分間のQ3。1回目のアタックでロマン・グロージャン(ハース)がターン4でバリアにクラッシュし、残り7分49秒の時点で赤旗中断。この時点でルイス・ハミルトンが1分30秒222でトップ。2番手にも0.095秒差でバルテリ・ボッタスとメルセデスが1-2体制。2回目のアタックではメルセデスの2台がタイムを更新。ルイス・ハミルトンが今季3度目となるポールポジションを獲得。バルテリ・ボッタスも2番手に続き、メルセデスがフロ...
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